【展望】花巻東は投手陣と機動力が武器、春準V盛岡大付は森谷光佑が打線の核担う/岩手

AI要約

全国高校野球岩手大会の組み合わせ抽選会が27日盛岡市内で行われ、昨夏王者の花巻東や春準Vの盛岡大付など注目校の対戦相手が決定した。

花巻東は投手陣と機動力を武器にし、2年連続12度目の夏の甲子園へ挑む。一方、盛岡大付は打線の核を森谷光佑外野手が担い、力をつけている様子が伺える。

県大会や東北大会で活躍した大船渡や水沢商、盛岡三なども目が離せない。

<高校野球岩手大会・組み合わせ抽選会>◇27日◇盛岡市キャラホール

 全国高校野球岩手大会の組み合わせ抽選会が27日盛岡市内で行われた。

 昨夏王者の花巻東は、初戦で盛岡四と花巻農の勝者と対戦することが決まった。昨夏甲子園を経験した葛西陸、小松龍一(ともに3年)ら投手陣と、東北大会3試合で9盗塁を見せた機動力が武器だ。昨秋は県大会初戦敗退も、今春は県大会、東北大会を制し経験を積んだ。2年連続12度目の夏の甲子園へ挑む。

 春準Vの盛岡大付は、東北大会では森谷光佑外野手(3年)が3試合で5本の長打を放つなど打線の核を担い、猛打で4強入り。21年以来3年ぶりの甲子園へ、着実に力をつけている。

 春の県大会で、昨秋県覇者の一関学院を下して4強入りした大船渡や、初4強の水沢商も頂点をうかがう。昨夏準Vの盛岡三はエース右腕・藤枝歳三投手(3年)が軸。公立校にも注目だ。