アマ5冠の田中空、プロデビュー戦で1回TKO勝ち「こんなに早く終わるのは予想していなかった」

AI要約

アマチュア5冠の田中空がプロデビュー戦で韓国のキム・ドンヨンに1回1分8秒TKO勝ち。

田中は身長165センチと小柄だが、マイク・タイソンのような右ファイターとして活躍。

試合はNTTドコモの映像配信サービスで無料生配信された。

アマ5冠の田中空、プロデビュー戦で1回TKO勝ち「こんなに早く終わるのは予想していなかった」

プロボクシングのウエルター級6回戦が25日、東京・後楽園ホールで行われた。アマチュア5冠の田中空(23)が韓国同級8位のキム・ドンヨン(29)=韓国=に1回1分8秒TKO勝ち。プロデビュー戦を白星で飾った。

1回に右フックでダウンを奪うと、立ち上がったキム・ドンヨンに今度は左フックをたたき込み、レフェリーが試合を止めた。「狙っているやつじゃなくて、打ったら当たったっていう感じだった。こんなに早く終わるのは予想していなかった」と喜んだ。

身長165センチと小柄だが、憧れの元WBA、WBC、IBF世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン(米国)のような右ファイター。東洋大出身の〝横浜のタイソン〟は「自分のパンチが効くのは分かったけど、どっちも同じように効くのを改めて実感した。これからは(パンチを)もらわないようにやっていこうと思います」とアマチュアとプロのグローブの違いを再確認した。次戦は10月に8回戦を予定している。

興行はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で午後5時45分から無料生配信された。田中のアマチュア戦績は66戦58勝(39KO・RSC)8敗、キム・ドンヨンのプロ戦績は9戦3勝(3KO)5敗1分けとなった。(尾﨑陽介)