石川遼、11カ月ぶり首位に 「何にも甘えずにやっていくしかない」初日のミス修正【男子ゴルフ】

AI要約

石川遼が11カ月ぶりの首位に立つ

石川は朝から好調でイーグルとバーディーを重ねる

前週の不振から立ち直り、努力を惜しまない姿勢を示す

◇21日 男子ゴルフ ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・バイ・サトウ食品第2日(栃木、西那須野CC)

 大会実行委員長でもある石川遼(32)=カシオ=が1イーグル、6バーディーの64をマークし、通算14アンダーで昨年7月の日本プロ選手権以来、11カ月ぶりの首位に立った。

 午前8時にスタートの10番ティーに立った石川は、朝から全開だった。5メートルを一撃で沈めると、続く11番パー5は第3打を25ヤードから1・5メートルにつけて連続バーディー。13番パー4は「ミスショットだった」という110ヤードの第2打が、バックスピンと下り傾斜でそのままカップインしてイーグル。勢いは止まらなくなった。

 初日のプレー中、左へのミスが気になり、日没近くまでシャフトの動きなどを確認、修正した。その効果が表れたのが、折り返し後の4番パー5の第1打だった。本人も納得のドライバーショットがフェアウエーを捉えてバーディー。7番までの4連続につなげた。

 前週の全米オープンは2日間で3つしかバーディーがなく、予選落ち。「圧倒された。バーディーを狙えるショットは、ほぼなかった」という。だが、以前ほどスイングを突き詰めることはしない。良いスコアを出すためにゲームの運び方やメンタル面など、いろんな角度からアプローチしている。

 「自分には、(他人と比べて)アドバンテージと言えるもの、ギフトとして持っているものは、ない。だから、何にも甘えずにやっていくしかない。それしかチャンスはない」という。だから、誰よりも努力の大事さを知っている。