夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

AI要約

第106回全国高等学校野球選手権兵庫大会の組み合わせが決まり、兵庫の特徴として守り勝つチームが多いことが挙げられる。

兵庫の逸材として、今朝丸 裕喜投手や村上 泰斗投手などが注目されており、様々な実力派が続々と登場している。

各チームの投手陣の特徴や選手たちの注目ポイントについて詳細に紹介されている。

夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

第106回全国高等学校野球選手権兵庫大会の組み合わせが決まった。兵庫の特徴は投手を中心とした守り勝つチームが多いこと。センバツ準優勝の報徳学園はもちろん、近畿大会に出場した社、須磨翔風、明石商も守備型のチームで、好投手を擁する。新基準バットになり、1点を争う接戦が予想される兵庫の逸材を紹介していきたい。

この夏の兵庫の主役は報徳学園の151キロ右腕・今朝丸 裕喜投手(3年)だろう。センバツ決勝戦のあと、2週間のノースロー期間を経て、練習試合で登板。6月2日の愛知招待試合・豊川戦で5回2失点の力投をみせ、最速は145キロだった。この試合で調子はやや落ちていたが、夏へ向けて調整している段階だ。センバツでみせた突き刺さるようなストレートで、兵庫のライバル打者を圧倒する投球を見せていきたい。

一方で、二季連続の甲子園出場へ向けて、今朝丸の負担を軽減させていきたい。144キロ右腕・間木 歩投手(3年)もゲームメイク能力も非常に高い。夏へ向けてさらに球威アップが実現できるか。

ドラフト候補として今朝丸に次ぐ評価を受けているのが、村上 泰斗投手(神戸弘陵)だ。躍動感のある投球フォームから最速151キロの速球、130キロ近い高速スライダーで三振を量産。春の県大会では八鹿戦で14奪三振の快投をみせた。夏も春以上の投球ができれば、ドラフト指名の可能性は高まるだろう。

須磨翔風の槙野 遥斗投手(3年)は最速143キロの速球、多彩な変化球を操る右の本格派。投球の引き出しも豊富で、今春の近畿大会では大阪学院大高相手に1失点完投勝利を収めた。夏へ向けて課題となる球速アップを実現できているか。

1年夏から活躍してきた神戸国際大附の津嘉山 憲志郎投手(3年)が最後の夏を迎える。春は未登板に終わり、夏にかけてきた。最速148キロの速球、ツーシーム、スライダーを操る本格派右腕はこの夏で評価を高めることができるか。

春優勝・社のエース・福田 海晴投手(3年)は130キロ後半の速球、スライダーで勝負する本格派右腕。進学校・神戸に現れた140キロ左腕・舩見 将太投手(3年)はオリックスジュニアに選出され、中学時代には県総体優勝を経験した実力派だ。

滝川の新井 瑛太投手(2年)は、最速150キロをマークして、一気に注目度が上がっている。明石ボーイズ時代はライトを守っていた。エースは東海大相模の福田 拓翔投手。新井は目立った存在でなかったが、滝川入学後に急成長をみせた。初戦の相手は神戸商。勝ち進めば神戸国際大附と対戦することになる。

強力打線が注目される東洋大姫路は投手にも好素材が揃う。143キロ右腕・阪下 漣投手(2年)、187センチの城下 雄飛投手(2年)は140キロを超える速球を投げ込み、春季県大会準々決勝の報徳学園戦で13奪三振完投勝利を挙げた中島 賢也投手(3年)も注目の好投手だ。

春3位の明石商は左腕・石原 大暉投手、右腕・横山 康瑛投手の2年生コンビに注目。石原は130キロ前半の速球、スライダー、チェンジアップを投げわけ、横山も伸びのある130キロ台の直球、スライダーを投げ分ける本格派だ。