【F1】重鎮マルコ博士〝ドラ息子〟ストロールを批判「本当にドライバーをやりたいのか」

AI要約

F1レッドブルの重鎮ヘルムート・マルコ博士が、アストンマーティンのランス・ストロールを批判。ストロールの安定感のない走りやモチベーション不足を指摘。他チームのドライバーと比較して努力が足りないと指摘。

マルコ博士の批判はリカルドとの遺恨や、ストロールの角田裕毅とのバトルなどを考慮したものかもしれない。

【F1】重鎮マルコ博士〝ドラ息子〟ストロールを批判「本当にドライバーをやりたいのか」

 F1レッドブルの重鎮ヘルムート・マルコ博士が、アストンマーティンのランス・ストロールを痛烈に批判した。

 ストロールは父ローレンス氏がチームのオーナーという背景に加え、今季は特に不振で、4月の中国グランプリ(GP)ではRBのダニエル・リカルドに凡ミスで追突した揚げ句に逆ギレする騒動を起こすなどの失態ぶりが〝ドラ息子〟として批判の的になっている。

 そうした中、マルコ博士はストロールの地元カナダ紙「ジャーナル・ド・モントリオール」のインタビューでその走りを論評。「彼には浮き沈みがある。良いレースもあったが、ごく凡庸なレースもあった」と安定感のなさを強調した。

 そして「彼は本当にドライバーをやりたいのか、良い結果を達成するために懸命に努力しているのか疑問だ」と批判。他のドライバーと比べてモチベーションが見えず、努力も怠っていると痛烈に追及した。

「まあ私は彼のことを十分に知っているわけではないし、彼の努力を実際に評価できるほど親密でもないからね。ただ、彼には浮き沈みがあるよ」と他チームのことながら黙ってはいられない様子だった。

 リカルドの件で遺恨があり、レースでは角田裕毅とバトルを展開することも多いストロール。グループのRBも統括する立場として、マルコ博士の批判はけん制の意味も込められているのかもしれない。