大健闘! J1初挑戦で輝く25歳以上の日本人選手5人。トップカテゴリーで力を発揮しているのは?

AI要約

25歳オーバーの5人のJ2クラブからJ1に移籍した選手を紹介。その中で、長谷川元希と見木友哉の活躍が際立っている。

長谷川元希は、新潟でJ1初得点を決め、コンスタントにプレーしている。負傷からの復帰も順調で、ファンの期待が高まっている。

一方、見木友哉は東京Vで背番号10をつけ、主力として活躍。中盤での高い技術と運動量、相手の裏をかく能力が光っている。

大健闘! J1初挑戦で輝く25歳以上の日本人選手5人。トップカテゴリーで力を発揮しているのは?

 日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグでは、今季もさまざまなニューフェイスが登場している。中にはJ2のクラブからやってきて、すぐにフィットしている選手もいる。今回は、J2クラブからの移籍でJ1に初挑戦している25歳オーバーの選手をピックアップして5人紹介する。※データは『transfermarkt』を参照。

MF:長谷川元希(アルビレックス新潟)

生年月日:1998年12月10日(25歳)

前所属クラブ:ヴァンフォーレ甲府

2024リーグ戦成績:13試合1得点1アシスト

 長谷川元希は、大宮アルディージャのアカデミーで育ち、高校卒業後は法政大学に進学。2021シーズンからヴァンフォーレ甲府でプロキャリアを始めた。

 高い技術を武器にプロ1年目からレギュラーとして活躍した長谷川は、2022シーズンの天皇杯優勝に貢献し、2023シーズンはJ2で7得点6アシストの大活躍を見せ、今季からJ1のアルビレックス新潟に加入した。

 長谷川は、初挑戦となるJ1でコンスタントに出場している。第3節の名古屋グランパス戦では、長い距離をドリブルで運んでミドルシュートを決め、初得点を記録した。シュートは相手DFに当たってコースが変わる幸運もあったが、好発進となったことは間違いない。以降も精度の高いパスや鋭いターンで新潟の攻撃にリズムをつくっている。

 右足の負傷によりリーグ戦直近4試合を欠場しているが、順調に復帰に向かっている様子。ファンは長谷川のファンタジーあふれるプレーを待ち望んでいるはずだ。

MF:見木友哉(東京ヴェルディ)

生年月日:1998年3月28日(26歳)

前所属クラブ:ジェフユナイテッド千葉

2024リーグ戦成績:17試合3得点1アシスト

 見木友哉は、関東学院大学在学中の2019年にジェフユナイテッド千葉に特別指定選手として登録されてJリーグデビューし、翌2020年に正式加入してプロキャリアを始めた。1年目からレギュラーポジションを手にすると、2021シーズンはJ2で全42試合出場を達成し、14得点1アシストを記録。2022シーズンと2023シーズンもそれぞれ40試合以上に出場して主力として活躍を続け、今季から東京ヴェルディに加入している。

 ヴェルディで10番の背番号をつけて開幕からレギュラーを務めている見木は、中盤の選手として必要な技術が高いだけでなく、豊富な運動量でピッチのあらゆるところに顔を出す。また、相手の裏をかくことも得意で、第8節・FC東京との東京ダービーでは、深い切り返しで相手のファウルを誘ってPKを獲得し、このPKを自身の移籍後初ゴールとした。

 ここまで17試合中16試合で先発している見木は、すでにチームの中心的選手と言える。J1挑戦まで時間は掛かったが、この舞台でも戦えることを見せつけている。