【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】桑原大志が準決2着 7年ぶりのGⅠ決勝
桑原大志が、7年ぶりにGⅠ決勝に進出。準決勝では巧みな戦術を見せ、2度目のGⅠ決勝へと駒を進める。
清水裕友とのライバル関係が桑原に刺激を与え、自身の成長に繋がっていることを述べる。
周囲から驚きのストーリーが期待される中、桑原は再び大舞台での活躍に期待されている。
桑原大志が、2017年5月の京王閣ダービー以来、約7年ぶりにGⅠ決勝に進んだ。単騎で臨んだ準決12R、打鐘過ぎまで三谷竜生―山本伸一の奈良勢を追走していたが、鐘3半で寺崎浩平―古性優作―山田久徳の後位に「空いていたので。勝負権のある位置だと思った」と切り替えた。
終3半、古性が寺崎を残しながら外に持ち出すと、今度は古性後位にスイッチ。抜け出す古性に続き、2度目のGⅠ決勝をつかみ取った。「とてもうれしいです。みんなが『おめでとう』と言ってくれる。それがうれしい」と静かに話した。
7年前との違いは「同県に清水裕友という強い選手が出てきた。裕友と一緒に自分も乗りたいと思って頑張ってきました」。準決敗退の清水は「大志さんが乗れてうれしい。自分も乗れればよかったんですけど」と申し訳なさそうだった。
桑原はそのダービー決勝で、人気薄ながら三谷竜生に続く2着。賞金を積み上げて、その年のグランプリにも出走した。今回も、周囲が驚くようなストーリーが待っているかもしれない。