【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】荒井崇博が3着で2予突破、GⅠ初Vへ〝カウントダウン〟

AI要約

九州勢が岸和田競輪の準決勝進出を果たし、野田源一と山田庸平の活躍が目立った。

野田源一は8年3カ月ぶりのGⅠ決勝を目指し、山田庸平は新調したシューズで力強い走りを見せた。

荒井崇博も好調で、九州勢の戦績は上向きの兆しが見られる。

【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】荒井崇博が3着で2予突破、GⅠ初Vへ〝カウントダウン〟

<14日・岸和田競輪・4日目>

<九州王国 再興へ>

 九州勢は2予を8人が走ったが、3着までに入って準決に進んだのは3人だった。6Rの野田源一は、嘉永泰斗―小川勇介とは別で単騎戦だったが、まずはその後位をキープ。犬伏湧也―小倉竜二に叩かれて5番手の野田は、3角過ぎに捲り追い込んで犬伏以外を抜き去った。5月に痛めていた「腰の状態が不安」と言うが、まったく感じさせない伸び。準決でも一撃を見舞って、2016年3月の名古屋ダービー以来、8年3カ月ぶりのGⅠ決勝を目指す。

 10Rには山田庸平―北津留翼―荒井崇博が登場。山田は気合の先行を見せたが、鐘4角手前で斜行して外の河端朋之を車体故障させて失格。それでも北津留は追走しながら抜け出して勝利した。「シューズのサンを新しくして感じが良くなりました」と走りに納得。持ち前のSSにも劣らないパワーを発揮できる状態になったようだ。

 荒井崇博は打鐘過ぎに隊列がごちゃついたため、前との連結を外してしまった。「番手の翼の後ろは付きづらい」と軽く悪態をついたが、4角5番手からコースを探しながら直線で3着まで伸ばして終始ご機嫌。「庸平は残念だったが、(九州で)1着、3着を取れたので良しとしよう」と笑顔を見せた。荒井自身は今節の3走を5、4、3着で勝ち上がってきた。2、1とカウントダウンして、初GⅠ制覇までたどり着くつもりだ。