離脱中の巨人守護神・大勢、1か月ぶり実戦形式で155キロ計測…23球で安打性2本「何の違和感もない」

AI要約

故障調整中の巨人・大勢投手が離脱後初のシート打撃に登板し、1か月ぶりの実戦形式で23球を投じて違和感なく投げられた。

直球の剛球には打者も驚き、スライダーやフォークも交えて2つの空振り三振を奪った。

今後は実戦登板の時期を検討しながら、ステップを踏んで調整を進める予定。

離脱中の巨人守護神・大勢、1か月ぶり実戦形式で155キロ計測…23球で安打性2本「何の違和感もない」

 右肩の違和感のため故障班で調整中の巨人・大勢投手(24)が14日、G球場で離脱後初のシート打撃に登板した。打者6人に安打性は2本で、最速155キロをマーク。約1か月ぶりの実戦形式で23球を投じ「何の違和感もなくマウンドに立てた」と手応えを口にした。

 大勢の剛球がうなりを上げた。しなやかなフォームから投じた岡田への3球目の直球が外角高めを突いた。やや詰まり気味で右前へ安打性の当たりとなったが、岡田は「腕がちぎれそうでした。やっぱりすごい球」とうなった。

 打者を立たせての投球は5月3日の阪神戦(東京D)以来。「対打者で気持ちが入った時に、しっかり取り組んでいるフォームで投げられるのか」と、テーマを設定して腕を振った。1イニングの実戦を想定し、球数は25球に設定。スライダー、フォークを交えて2つの空振り三振を奪った。

 今後はファームの首脳陣と話し合いながら実戦登板の時期を模索する。「投げられたことにスッキリしたというか、良かったです。『今のダメだったな』とか感じることもあったので、そういうのをなくしていけたら」とステップを踏んでいく。(内田 拓希)