1試合33億円稼ぐレアル・マドリードにとってクラブW杯はマイナス!? アンチェロッティ監督が大会不参加の意向を表明

AI要約

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、2025年6月に開催予定のクラブワールドカップに参加しない意向を示した。

多くのビッグクラブが参加を辞退する可能性が高い新しいクラブワールドカップの形式について解説されている。

欧州のクラブにとって新大会の価値が少なく、選手の疲労や故障リスクが懸念されている。

1試合33億円稼ぐレアル・マドリードにとってクラブW杯はマイナス!? アンチェロッティ監督が大会不参加の意向を表明

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、『il Giornale』のインタビューで2025年6月に開催予定のクラブワールドカップにレアル・マドリードが参加しないだろうと語った。

彼は「レアル・マドリードの1試合には2000万ユーロの価値があり、FIFAは大会全体でその金額を我々に払おうと思っている。それは当然このクラブにとってマイナスだ」とその理由に言及。そして「他のクラブも同様で、参加を拒否するだろう」とも予想した。

アンチェロッティ監督が否定的な姿勢を見せた新しいクラブワールドカップは、これまでの大陸王者のみが集うトーナメントとは異なった形式で行われる。まず4年に1度の開催になるため、この4年間の各大陸のチャンピオンズリーグに相当する大会優勝チームと、成績に応じたクラブランキングに基づいて出場が決まる。合計32チームが選ばれ、グループステージとノックアウトステージを戦う。

特に欧州のビッグクラブにとっては、創設初期にあってこの大会のタイトル獲得に対する価値を見出すことが難しい。事実上、欧州チャンピオンズリーグが最強クラブ決定戦のようなもので、この新しい大会がビジネスとしてもそこまで美味しくない話となれば、ただでさえ試合数の多い選手たちを酷使する結果になり、故障のリスクを増やすだけの疎ましい大会となってしまうだろう。

果たしてアンチェロッティ監督が言う通り、レアル・マドリードは参加を辞退するのだろうか。今後の動向に注目したい。