阪神・才木のスライダーはレベルアップの証し 西山秀二氏が絶賛

AI要約

阪神が西武を3-0で破り、3連勝で貯金3を手にした。

才木が素晴らしい投球で7勝目を挙げ、西山秀二氏も才木の成長を絶賛。

才木の投球の幅が広がり、打線も復調し、阪神が強さを取り戻しつつある。

阪神・才木のスライダーはレベルアップの証し 西山秀二氏が絶賛

 「阪神3-0西武」(9日、甲子園球場)

 阪神が快勝。西武に同一カード3連勝で貯金3とした。才木が8回1安打無失点で両リーグトップの7勝目を挙げた。デイリースポーツ評論家の西山秀二氏は「才木のスライダーはレベルアップの証し」と絶賛した。

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 才木の大きな成長を感じた試合だった。昨年までは直球とフォークで勝負するタイプだったが、今はその直球、フォークの強さ、精度を高めた上、スライダーを挟んでいけている。

 打者有利のカウントでは、これまで選択肢が直球しかなかったが、今はスライダーでも簡単にストライクが投げられるようになった。これはリードする捕手も楽だ。

 さらにカーブという“遊び球”も操れる。例えば七回の栗山に対してはカウント2-2から直球、直球、スライダーと制球よく投げ込み、ここをファウルで粘られると、最後はカーブで空振り三振を奪った。

 これがボールになっても、決め球のフォークを投げられる。そのタイミングで“遊び”を入れられる余裕、投球の幅が、今の才木にはある。

 打線では七回、昨年何度も披露したつながりのある攻撃で主導権を握った。これは強い阪神に戻りつつあることをうかがわせる。ここに復調した大山が加われば盤石だろう。

 才木の安定感と打線の上昇気配は、ここからの大きな支えとなりそうだ。