「大谷VSジャッジ」限定グッズも売り切れ続出…全米注目のワールドシリーズ“前哨戦”はドジャースが連勝

AI要約

ドジャース・大谷翔平投手がヤンキース戦で活躍し、11得点での大勝に貢献。チームは球団46年ぶりの2ケタ得点を記録。

大谷は95・1マイルの直球を逆らわずに打ち返し、一時勝ち越しの左前適時打を放つ。さらにチームメイトの活躍もあり、グランドスラムが飛び出し勝利を決定づけた。

本拠地で初の負け越しとなったヤ軍に対し、ド軍は1978年以来の大勝利を収め、再戦を期待する声も上がっている。

「大谷VSジャッジ」限定グッズも売り切れ続出…全米注目のワールドシリーズ“前哨戦”はドジャースが連勝

◆米大リーグ ヤンキース3―11ドジャース(8日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム) 【試合詳細】

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が8日(日本時間9日)、敵地・ヤンキース戦に「2番・DH」でフル出場。3回に12打席ぶり安打となる一時勝ち越しの左前適時打を放ち、11得点での大勝に貢献した。ド軍はヤ軍相手に球団46年ぶりとなる2ケタ得点を記録。全米注目のワールドシリーズ(WS)“前哨戦”でカード勝ち越しを決めた。

 チーム打撃に徹した。同点の3回1死一、三塁。大谷は95・1マイル(約153キロ)直球を逆らわずに打ち返した。変則左腕・コルテスの外角攻めをはねのけ、一時勝ち越しとなる左前適時打。2戦12打席ぶりのヒットでブーイングのヤンキースタジアムを沈黙させた。

 直後にジャッジの同点弾で追いつかれたが、2点リードの8回1死満塁でT・ヘルナンデスがこの日2発目。グランドスラムを放ち勝利を決定づけた。自己最多の6打点で大谷に並ぶチーム最多の15本塁打となり「ヤンキースと対戦するのは好きだし、プレーオフでも対戦できるように頑張っている」と、延長11回に決勝打の前日に続く活躍に胸を張った。

 ア・リーグ東地区首位のヤ軍だが、8点ビハインドの9回途中に野手のカブレラをマウンドに送るなど白旗。同球場では今季最多の4万8374人が来場する中、本拠地では今季10カード目で初の負け越し。試合途中で帰宅するファンも目立った。ド軍がヤ軍相手に2ケタ得点は11―5で勝利した1978年のワールドシリーズ第1戦以来46年ぶり。ロバーツ監督は「いい気分だよ。テオ(T・ヘルナンデス)はとても大切な役割を担っている」と上機嫌で「10月にも対戦できることを願うよ」とWSでの再戦を見据えた。

 東西両雄の激突はシーズンでは最初で最後。3戦全てが全米中継され、試合前には結束力を示すためにパトカー先導の下、ド軍ファンが球場周辺を行進するなど、異様な盛り上がりを見せた。残すは1試合。あとは「良くなるように毎日やってます」と話す大谷の復調を待つだけだ。

限定グッズ完売 〇…今カード限定の「大谷VSジャッジ」グッズが第2戦の開始1時間半前に完売した。ヤンキースタジアムのストアで第1戦から販売されたが、524個限定の149・99ドル(約2万3500円)のコラボボブルヘッド、54・99ドル(約8600円)のコラボキャップなどが売り切れた。「昨日、買っておいて良かった。もっと買おうと思って来たけど、今日は何もない」と観客からはため息が聞こえた。