大谷翔平、第6打席は一ゴロで6打数1安打 怪物撃ち翌日は今季ワーストタイの3三振

AI要約

大谷翔平投手が敵地・パイレーツ戦に出場し、3試合連続安打を記録。しかし、3回の空振り三振や不振の中でワーストタイの1試合3三振を喫した。

前日の戦いでは23年ドラフト全体1位のポール・スキーンズ投手との怪物対決で、5試合ぶりの15号2ランを放つ活躍。100マイル以上の速球を打ち返した。

自身の記録更新となる27球場目での1発を見せ、不振から脱出の兆しを見せている。

大谷翔平、第6打席は一ゴロで6打数1安打 怪物撃ち翌日は今季ワーストタイの3三振

◆米大リーグ パイレーツ―ドジャース(6日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が6日(日本時間7日)、敵地・パイレーツ戦に「2番・DH」で先発出場。9回1死一、二塁の第6打席は5番手右腕・モジンスキの前に一ゴロに倒れた。併殺崩れで一塁に残ったが、盗塁をしかけることはなかった。

 先発左腕・ファルターとは初対戦だった。初回無死一塁の第1打席は右前打で3試合連続安打。ライナー性の打球を右翼・オリバレスがダイビングキャッチ。一塁走者・ベッツはダイレクト捕球か、ワンバウンドだったのか判断がつかず、一二塁間をウロウロし、結局一塁に戻った。一塁の前で大谷も困り顔。送球は二塁にされていたが、ド軍のロバーツ監督がビデオ判定(チャレンジ)を要求。ワンバウンドしていたとして右前打となった。ベッツは二塁に進塁し、大谷も一塁に残ると、続く3番・フリーマンが先制3ランを右翼席にたたき込んだ。

 大谷はその後、2回1死の第2打席は外角85・3マイル(約137キロ)スライダーで、4回1死一、三塁の第3打席も外角85・9マイル(約138キロ)スライダーで空振り三振と同様の球に苦戦した。7回1死の第5打席は3番手右腕・ニコラスの93・7マイル(約151キロ)のスライダーにバットが空を切り、3球三振。今季3度目でワーストタイの1試合3三振。4試合連続の複数三振となっていた。

 前日5日(同6日)の同戦では23年ドラフト全体1位のポール・スキーンズ投手(22)と初対戦。MLB公式サイトも特集を組んだ“怪物対決”は初回に3球連続直球で空振り三振に倒れた大谷が3回2死一塁で5試合ぶりの15号2ランをバックスクリーンに放り込んだ。100・1マイル(約161・1キロ)直球を打球速度105・6マイル(約170キロ)で打ち返した。100マイル(約161キロ)以上の球を本塁打にしたのはキャリア初のことだった。

 自身の日本人記録をさらに更新する27球場目(現在の各本拠地では25球場目)の一発で、昨季は月間15発を放つなど例年得意の6月に初アーチ。けん制球を受けて左太もも裏を打撲した影響もあり、不振に陥っていたが、スキーンズから5回にも右前打を記録し、6月に入って初のマルチ安打と復調気配を見せていた。