阪神の才木、快挙に迫る力投 八回1死まで無安打投球―プロ野球

AI要約

阪神の才木はノーヒットノーランこそ逃したが、8回1安打無失点の力投で両リーグトップの7勝目を挙げた。

才木は直球も多彩な変化球も抜群で、右脚をつるアクシデントにも負けずにピンチをしのいだ。

チームは貯金を底ついて再出発し、西武戦で3連勝して上昇気流に乗り始めた。

阪神の才木、快挙に迫る力投 八回1死まで無安打投球―プロ野球

 阪神の才木は八回1死から初安打となる三塁打を許しても、心は揺らがなかった。

 ノーヒットノーランこそ逃したが、8回1安打無失点の力投で両リーグトップの7勝目。それでも「チャンスはなかなかないと思うので悔しい」と率直な心境を口にした。

 150キロを超える直球は「きょうが(今季で)一番良かった」と手応え十分。七回には栗山を緩いカーブで空振り三振に仕留めるなど、多彩な変化球との緩急も抜群だった。八回には初安打を許す前に右脚をつるアクシデントに見舞われたが、1死三塁のピンチを無失点でしのいだ。

 開幕から毎週日曜に投げ続け、先発投手陣の屋台骨を支えている。今季の全登板でバッテリーを組む梅野は「意図をくみ取ったものを投げられているのが大きなこと」と右腕の成長を実感。3完封など破竹の勢いで白星を積み重ね、昨季の8勝まであと1勝と迫る。

 チームは6日の楽天戦に敗れ、最大7あった貯金が底をついた。試合後に岡田監督が「あしたから開幕」と話した通りに仕切り直し、西武を相手に3連勝。再び上昇気流に乗ってきた。