【阪神】伊藤将司が同期の佐藤輝明にニヤリ「反省してるな」同時昇格した自身も「すごく大事な試合で」

AI要約

阪神・伊藤将司投手が7回5安打1失点の好投で3勝目を挙げた。2軍調整を経て5月11日以来の1軍登板で、4月17日以来の白星を挙げた。

伊藤投手は試合中に左膝を直撃されるも、マウンドに戻り、後続を抑えた。岡田監督も紙一重の状況だったとコメントし、ヒーローイングに輝いた。

佐藤輝とともに1軍に復帰した伊藤投手は、守備のミスが課題だった過去を克服し、自らの成長を実感している。

【阪神】伊藤将司が同期の佐藤輝明にニヤリ「反省してるな」同時昇格した自身も「すごく大事な試合で」

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神5―1西武(7日・甲子園)

 阪神・伊藤将司投手が7回5安打1失点の好投で3勝目を挙げた。2軍調整を経て5月11日以来の1軍登板で、4月17日以来の白星。「復帰して、自分にとってはすごく大事な試合。その中で7回1失点はよかった。自分のスタートだったので。不安もありましたけど内容はよかったので、ほっとはしていますね」と正直な気持ちを吐露した。

 4回まで無失点。5回に1点を返されたが、なおも2死満塁で滝沢を二ゴロ打ち取り、リードを守った。7回は先頭の山野辺の投手強襲打が左膝を直撃。うずくまり、一度ベンチに下がったが、続投した。「痛っ! って感じです。一瞬だけですね。トレーナーにみてもらって、大丈夫そうだったので」とマウンドに戻り、後続をピシャリ。岡田監督は「すぐ(救援の)石井を用意した。ちょっと無理かなと思ったけど、骨をちょっと外れてて。本当、紙一重で良かった」と安どした。

 開幕から不調が続き、5月11日のDeNA戦(横浜)は7失点で5回途中KO。2軍で課題の直球を磨き直し「ファウルもとれていたし、空振りもあったので。いい感じかなと思います」と納得した。

 20年ドラフトで同期入団の佐藤輝と一緒に1軍に復帰。「すごくキレのある守備をしてくれていたので。『反省してるな』と思いました」とニヤリと笑った。守備のミスが重なったことも2軍降格の要因となり、自身の前回の登板でも失策を犯していた同期をイジることも忘れず。「輝から『お願いします』と言われて『よろしく』みたいな」と試合前のやりとりも明かした。