『電撃のレフティーが戻ってきた』 菊池雄星、45日ぶり白星の3勝目を米メディア称賛 「3回までに空振り16」はメジャー自己最多

AI要約

ブルージェイズの菊池雄星投手がオリオールズ戦で好投し、3勝目を挙げた。

直近の不振から脱出し、70年間の通算奪三振数も達成した。

菊池の復活劇が報じられ、ファンや専門家から称賛されている。

『電撃のレフティーが戻ってきた』 菊池雄星、45日ぶり白星の3勝目を米メディア称賛 「3回までに空振り16」はメジャー自己最多

◇6日(日本時間7日)MLB ブルージェイズ6―5オリオールズ(トロント)

 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)は地元のオリオールズ戦に先発。6イニングを4安打、ソロ被弾のみの1失点に抑え、3勝目(5敗)を挙げた。6奪三振(K)でメジャー通算700Kも達成した。

 菊池は直球がメジャー自己6番目の最速98・1マイル(約158キロ)と走り、さらに変化球もキレキレ。3回までに奪った空振り「16」はメジャー自己最多で、今季メジャー全体でも最多に「1」と迫る圧倒ぶりで、この日は結局21度の空振りをマークした。

 長かった。前回登板まで9イニング相当の援護点がわずか「2・2」だったこともあり、ここ7試合は0勝3敗と白星から見放されていた。菊池自身もさすがに我慢の緒が切れたのか、直近2試合は計8イニング1/3で11失点と精彩を欠いていたが、4月22日のロイヤルズ戦以来、45日ぶりでボックススコアに「W」が付いた。

 また、3回のカウザーの空振り三振でこの日4K目とし、メジャー6年目で通算700Kに到達。試合終了後の702Kは、メジャーの日本投手で松坂大輔(元レッドソックスなど)の「720」に次ぐ歴代7位だ。

 大リーグ公式サイトは「ここ2試合はシャープでなく、しかも強打のオリオールズ打線が相手ということで菊池にとっては本当に大事な登板だった。『電撃のレフティー』が戻って来た」と報道。

 米ファンタジープロズも「ここ2試合はかんばしくなかった菊池雄星が、オリオールズ相手に華々しく復活した。空振り『21』は今季メジャーでも屈指、この日はストライク率67%(89球中60球)で、与四球率5%と直近2年間は制球力が向上し続けている」と前向きに伝えた。(写真はAP)