シフィオンテクがV3王手 ガウフ下し全仏OP決勝へ

AI要約

全仏オープンテニスでのシフィオンテク選手の決勝進出を果たす快勝や、過去の記録との比較、そしてガウフ選手の敗戦などが報じられた。

シフィオンテク選手は現在世界1位の地位を守り、3連覇への期待が高まる中、試合での安定したプレーが光った。

一方、ガウフ選手はアンフォーストエラーを多く犯すなど苦戦し、シフィオンテク選手には過去に11度敗れていることが明らかになった。

シフィオンテクがV3王手 ガウフ下し全仏OP決勝へ

【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2024)は6日、女子シングルス準決勝が行われ、3年連続4度目の優勝を目指す大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-2、6-4で第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)に快勝し、決勝進出を果たした。

 世界1位のシフィオンテクは、大坂なおみ(Naomi Osaka)との2回戦ではマッチポイントを握られるピンチがあったが、その後の4試合では計14ゲームしか落とさない危なげない内容で勝ち上がり、女子では2007年のジュスティーヌ・エナン(Justine Henin、ベルギー)以来となる3連覇に王手をかけた。また、4度目の大会制覇となれば、オープン化以降の女子ではエナン、クリス・エバート(Chris Evert、米国)、シュティフィ・グラフ(Steffi Graf、ドイツ)に並ぶ快挙となる。

 試合後には「何かが変わった。コートにより適応できている。四大大会(グランドスラム)での最初の数試合は難しい。他の大会とは雰囲気が別物だから」と話し、「なおみ戦では彼女がとにかく攻めてきて、試合に入り込むのが難しかった」と明かした。

 この日の勝利で全仏での連勝を20に伸ばし、大会通算成績も34勝2敗とした。過去グランドスラム決勝では4戦全勝で、今回は第12シードのジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)と対戦する。パオリーニ相手には過去2戦2勝としている。

 一方、全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)覇者のガウフは39本のアンフォーストエラーを犯し、試合中には主審と口論して涙をこらえる場面もあった。大会後には世界ランク2位に浮上するが、これでシフィオンテクには12戦11敗となり、敗れた試合はいずれもストレート負けとなっている。【翻訳編集】 AFPBB News