ソフトバンク、交流戦の首位ターンはならず 残り9試合、小久保監督の思考は至って冷静

AI要約

中日が3-0でソフトバンクに勝利し、ソフトバンクは無得点で痛い1敗となった。

東浜のアクシデントや石川の失点などが響き、打線も中日の投手陣に苦しんだ展開となった。

交流戦は9試合の半分を終え、首位から陥落したソフトバンクは再び連勝を目指して後半に挑む決意を示した。

ソフトバンク、交流戦の首位ターンはならず 残り9試合、小久保監督の思考は至って冷静

 ◆日本生命セ・パ交流戦 中日3―0ソフトバンク(6日、バンテリンドーム)

 痛い1敗となった。3点を追う9回2死二塁で、ソフトバンクの代打中村晃はリーグ最多セーブの守護神マルティネスのスプリットに空振り三振。今季5度目の零封負けで、連勝も5でストップした。小久保監督は「戦いとしてはちょっと苦しかった」と淡々と振り返った。

 序盤のアクシデントが響いた。3回2死、東浜が相手の鋭い打球を右臀部(でんぶ)に受けた。いったんはベンチに下がって治療を受けた後、続投して2死一、二塁を無失点に封じる意地を見せたが、大事を取ってこの回限りで降板した。

 4回から緊急登板した石川は先頭ビシエドに高めの直球を捉えられ、右越えの先制ソロを浴びた。前回登板から中21日と間隔が空いていたこともあり、小久保監督も「しょうがない」と振り返った。

 石川は最少失点で粘る投球を見せたが、打線が交流戦防御率トップの中日投手陣に苦しんだ。5回無死二塁、6回2死一、三塁の好機も得点には結び付かなかった。

 打球を受けた東浜は試合後に「大丈夫です」と強調した。首脳陣も次回登板は問題ない考えを示した。交流戦の首位からは陥落も、小久保監督は「全部(カードの)3連勝できるわけはない」と冷静だった。交流戦は半分の9試合を終えたばかり。再び連勝を目指して後半に挑む。(鬼塚淳乃介)