ソフトバンク正木智也、慶大勢の活躍に刺激 柳町達&廣瀨隆太には「負けたくない気持ち」 2軍で2試合連発弾

AI要約

ソフトバンクの正木智也外野手が4安打の活躍で1軍復帰に向けてアピールした。

打線が5安打にとどまる中、正木選手は4本を放ち、好調さをアピール。

好調の要因としてバットの使い方の改善や柳町達、廣瀨隆太からの刺激を挙げ、今後も成績向上を目指す様子が伝えられた。

ソフトバンク正木智也、慶大勢の活躍に刺激 柳町達&廣瀨隆太には「負けたくない気持ち」 2軍で2試合連発弾

 ◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク2―3中日(6日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクの正木智也外野手(24)が1軍復帰に向けて4安打の固め打ちで猛アピールした。

 「4番左翼」でスタメン出場し、2回に左前打。4回は1死一塁で松木平優太の145キロ真っすぐを振り抜き、左翼席に運んだ。5日の中日戦から2試合連続の5号2ラン。「ちょっと詰まったかなと思ったら意外と飛んだ」と振り返った。さらに6回は左翼線に二塁打を放ち、三塁打が出ればサイクルヒットだった9回は中前打だった。「3打席終わった後に(サイクル安打がかかっていると)みんなに言われて、右中間を狙っていたけど、駄目だった」と苦笑いした。

 打線が5安打にとどまる中で、1人で4本を放った。6月は3発を含む7試合連続安打と好調で、5本塁打はリーグ最多に並ぶ。「今までは(バットで)球を切ってバックスピンがかかりすぎていた」。自身の映像などを見ながら、いい状態の時と何が違うのかを考えた。「少し(スイングを)アッパー気味にしたら、あまり打球を切らなくなった。ゴロも速い打球になって(内野を)抜けたり、ライナーも増えた。状態はいい」と明かす。

 松山2軍監督も「絶好調。続いてくれればいい」とたたえた。好調の要因については「(以前は)バットが外から出て、打球がほぼ引っ張る方向しか飛ばなかったけど、最近は球の内側にうまくバットが出て、良い打球が飛んでいる。質の良い打球が飛び出した」と評価した。

 1軍では慶大の2学年先輩の柳町達、2学年後輩の廣瀨隆太が活躍している。「(2人とも)この間まで大学で一緒にやっていたので、安打を打つとうれしいけど、負けたくないという気持ちはある。柳町さんは同じ外野手だし、負けないように頑張りたい」。2人に刺激を受けながら、好調をこれからも続けていく。

(浜口妙華)