止まらないソフトバンク、6月にもう「貯金20」 94勝挙げ日本一の2017年以来、小久保監督たたえた5番近藤健介の一振り

AI要約

ソフトバンクが中日を5-1で下し、今季4度目の5連勝を果たす。貯金は20に達し、福岡移転後最多の94勝を目指す。近藤の2点二塁打が大きな役割を果たし、チーム全体が好調を維持。

柳田の負傷交代後からの連勝スタートで、交流戦首位を楽天と共有。チームは2位ロッテに6ゲーム差をつけ、独走が続いている。

小久保監督や選手たちはチームの勢いに自信を持ち、連勝を積み重ねながら目標に向かって進んでいる。

止まらないソフトバンク、6月にもう「貯金20」 94勝挙げ日本一の2017年以来、小久保監督たたえた5番近藤健介の一振り

 ◆日本生命セ・パ交流戦 中日1―5ソフトバンク(5日、バンテリンドーム)

 記録的な強さが交流戦で再び加速している。今季4度目の5連勝で貯金は20の大台に乗った。6月中の到達は福岡移転後最多の94勝を挙げ、日本一に輝いた2017年以来となった。

 「近藤でしょうね、今日はね。あの二塁打が大きかった」。区切りの白星の立役者に、小久保監督は頼れる5番打者を挙げた。山川が三振に倒れた直後の3回2死一、三塁。小笠原の直球を左越えに運ぶ2点二塁打でリードを3点に広げた。

 防御率1点台の左腕を打ち砕き、流れを呼び寄せる一振り。「5番を打っている以上は打点が大事になる。いいところで一本が出た」。6番に入った柳町も中前へ運び、7番廣瀨も右前打でプロ初打点。鮮やかな3者連続タイムリーとなった。

 柳田が負傷交代を強いられた5月31日の広島戦を競り勝って、連勝がスタートした。「ギー(柳田)さんがいない分、得点力も落ちる。ワンチャンスをものにできるようにと思っている」。近藤は言い切る。他のメンバーも思いは同じだ。

 19年以来となる中日戦の勝ち越しを決め、楽天と並んでの交流戦首位もがっちりキープ。近藤は「チーム全体でいい方向にいっている」と胸を張る。独走が続くパ・リーグでは2位ロッテに6ゲーム差。この勢いはとどめようがない。

(鬼塚淳乃介)