イチロー氏 王貞治氏に「今まで聞けなかったこと」直撃 「ブルーウェーブで、僕の記憶では…」

AI要約

ソフトバンク・王貞治球団会長とマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏の対談が放送された。

イチロー氏が過去の対戦を振り返り、王会長は勝利を目指す熱意を語った。

イチロー氏と王会長の初対面時の印象などが明かされ、興味深いエピソードが語られた。

 ソフトバンク・王貞治球団会長(84)とマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)の対談が2日深夜放送のTBS「S☆1」(土、日曜深夜0・00)で放送された。

 イチロー氏は「初めてしっかり面と向かってお話させていただいたのは2006年のWBCの時ですよね。それ以降、監督に何度かお会いさせていただいて。いろいろ話をうかがったことがあるんですけど、1つ聞けなかったことがあったんです。聞いていいですか?」とおもむろに質問。

 「いいですよ」と快諾する王会長に「当時、オリックス・ブルウェーブとダイエー・ホークスだったんですけど、僕の記憶では1回の表から敬遠されたのは王監督時代のホークスだけと記憶してるんですよ」とぶつけた。

 「まあそれは普通ないよね、1回じゃね」と懐かしむ王会長に、「ハハハ!ないですよねえ」とイチロー氏も苦笑。「僕、あの時、鬼だなって思って。“マジか、王貞治!”って思いました…すみません…」と思わず敬称略してしまうほど強烈なインパクトだったことを明かした。

 その真意として、王会長は「まあ、こちらとしては君の心が折れることはないにしても平常心じゃなくなってくれればとこっちはもうけものだから。君は鬼だと思ったって言ったけど、僕は何でもできる、勝つためならね。そういう思いで、プロとしてはね」と、どん欲に勝ちを狙う中での戦略だったと明かした。