「決勝は吹きすぎてしまった」鈴木涼太が10秒06で優勝も追い風参考記録「この感覚を忘れないように」

AI要約

布勢スプリント2024が鳥取県で開催され、男子100mA決勝で鈴木涼太選手が10秒06の好タイムで優勝。

坂井隆一郎選手や桐生祥秀選手などトップスプリンターが競い合い、鈴木選手が連覇を果たす。

鈴木選手は追い風の条件で悔しがるも、日本選手権に向けて練習を重ねる決意を示す。

「決勝は吹きすぎてしまった」鈴木涼太が10秒06で優勝も追い風参考記録「この感覚を忘れないように」

◇布勢スプリント2024(2日、鳥取・ヤマタスポーツパーク)

布勢スプリントが2日、鳥取県で開催され男子100mA決勝で鈴木涼太選手(スズキ)が10秒06の好タイムで優勝しました。

男子100mA決勝には、22年にこの大会で10秒02を記録した坂井隆一郎選手(大阪ガス)や、日本歴代3位9秒98の記録保持者、桐生祥秀選手(日本生命)など日本トップスプリンターが集いました。

レースは坂井選手が好スタートでトップに立ちましたが、中盤からの伸びで追い上げた鈴木選手がトップでフィニッシュ。去年に続いて連覇を果たしました。

掲示板には10秒06が表示されると、鈴木選手は掲示板を確認し悔しがる様子も。このときの風は追い風2.8mのため惜しくも参考記録となっています。

レース後鈴木選手は「10秒0台は出せるだろってずっと思っていて、布勢の競技場が追い風吹いてくれるので、今年初の追い風の好条件で走れたんですけど、決勝は吹きすぎてしまったのでちょっと残念」と悔しげに話しました。

3週間後にはパリ五輪選考につながる日本選手権を控えている鈴木選手。日本選手権へむけて「この感覚を忘れないように、追い風なしでも走れるように、残りの数週間で追い込んでいきたい」とコメントを残しています。

【決勝結果】

1位 10秒06 鈴木涼太

2位 10秒08 山本匠真

3位 10秒12 坂井隆一郎

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7位 10秒19 桐生祥秀