【とっておきメモ】23年連続勝利ヤクルト石川雅規が会いたい人は来季でプロ40年サッカー選手

AI要約

楽天戦でプロ野球記録を更新し、23年連続勝利を達成したヤクルト石川雅規投手。

石川は球界最年長選手として、通算勝利数を伸ばし、今季初勝利を挙げた。

石川はカズ選手に憧れを持ちながらも、謙虚で遠慮がちな姿勢を見せる。

<とっておきメモ>

 <日本生命セ・パ交流戦:楽天0-4ヤクルト>◇2日◇楽天モバイルパーク

 球界最年長44歳のヤクルト石川雅規投手が「日本生命セ・パ交流戦」の楽天戦で、史上初の新人から23年連続勝利を挙げた。5回4安打無失点で、今季初勝利。23年連続勝利は工藤公康(横浜)、山本昌(中日)、三浦大輔(DeNA)に並ぶプロ野球記録で、歴代最多を誇る交流戦の通算勝利数を29に伸ばした。通算200勝まで、残り14勝。頼れるベテランがチームに今季交流戦初勝利をもたらした。

    ◇   ◇   ◇

 石川には、会いたい人がいる。「キングカズさんでしょ。三浦知良さん。今、何歳だっけ? 57歳になったの? いや、すごすぎるよ。あの年で、今も現役でやられているとか想像がつかない」と目を丸くし、少年のように笑う。

 サッカー元日本代表FWカズは、今季ポルトガル2部オリベイレンセで2シーズン目を終えた。プロ40年目の来季も現役続行に意欲を示している。石川は「俺なんて、まだまだ23年目だからね…。体力もすごいんだけど、どういうメンタリティーでいるのか話を聞いてみたいね」と言う。

 ただ、石川は石川だった。対談したいかとの問いに「いやいや、悪いよ。俺は会ってみたいけどさ、カズさんに申し訳ないでしょ。俺なんかのために時間取ってもらうのは悪いよ」。おごらず、謙虚で、遠慮がち-。球界最年長は、皆から慕われる男だ。【栗田尚樹】