【全米女子オープン】渋野日向子「10秒の奇跡」に“10秒ルール”あり/ゴルフ規則詳細

AI要約

全米女子オープンで渋野日向子が素晴らしいプレーを見せ、4位に浮上。

14番での「10秒の奇跡」が話題に。

ゴルフ規則に明記された10秒ルールについて解説。

<米女子ゴルフツアー・全米女子オープン>◇第3日◇1日(日本時間2日)◇米ペンシルベニア州ランカスターCC(6583ヤード、パー70)◇賞金総額1200万ドル(約18億6000万円)優勝240万ドル(約3億7200万円)

 5打差5位から出た渋野日向子(25=サントリー)は7バーディー、3ボギー、この日のベストスコアとなる66で回り通算3アンダー207、首位と2打差の4位へ順位を上げた。14番パー4ではカップの縁に止まったボールが10秒間止まった後にコロリと入ってバーディーを奪取。「10秒の奇跡」を起こして弾みをつけた。メジャー優勝となれば2019年8月の全英女子オープン以来、5年ぶりの快挙となる。22年大会覇者のミンジ・リー(オーストラリア)ら3人が5アンダーで首位に並んだ。

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 渋野のボールはカップの縁にとまりかけたが、実は「10秒の奇跡」には、しっかりとしたルールがあった。

 ゴルフ規則13・3aに「ホール(カップ)にせり出している球」と明記されている。選手にはそのホールに歩み寄るための合理的な時間に加え、ボールがカップに落ちるかどうかを確かめる時間が10秒間認められている。ボールが待ち時間内にカップに落ちた場合、直前のストロークでホールアウトしたことになる。10秒以内に落ちなかった場合は止まったものと扱われる。次のプレー前に落ちた場合、直前のストロークでホールアウトしたことになるが、そのホールのスコアに1罰打が加わる。ボールが止まってから10秒以内ではない。