「吐きそうな感情もあった(笑)」 渋野日向子は7バーディ奪取、19年全英以来のメジャーVへ

AI要約

渋野日向子が全米女子オープン3日目で5位に入り、最終日に向けて好調なプレーを見せる。

渋野日向子は7バーディを含む66のスコアを出し、3アンダーまでスコアを伸ばす。

渋野日向子は4年ぶりに決勝ラウンド進出し、メジャー2勝目に向けて意欲を見せる。

「吐きそうな感情もあった(笑)」 渋野日向子は7バーディ奪取、19年全英以来のメジャーVへ

<全米女子オープン 3日目◇1日◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583ヤード・パー70>

18ホールを笑顔で駆け抜けた。5位で決勝ラウンドに入った渋野日向子は、ムービングデーに7バーディ・3ボギーの「66」。この日のベストスコアをたたき出し、トータル3アンダーまで伸ばした。

午後0時46分(翌午前1時46分)に1番からティオフ。パーオンを逃してボギー発進としたが、4番で1メートルにつけて初バーディ。6番、2オンに成功した7番パー5と連続で伸ばしていく。14番では9メートルのバーディパットがカップのフチに止まるも、10秒後に“コロン”と吸い込まれて笑顔。最終18番でもファーストカットからユーティリティで2メートルにつけてバーディ締め。充実感とともにグリーンを降りた。

優勝争いを演じた2020年大会以来、4年ぶりの決勝ラウンド進出。それも上位争いに加わった。「(ラウンド前から)この位置で回れる緊張感もあった。楽しみたいとも思っていたけれど、ラウンド中は吐きそうな感情もあった(笑)」と、最後まで気を引き締めつつ何度も笑顔を見せながら歩みを進めていた。

この日のバーディ数は7個。「それは考えていなかったので、すごくビックリした。一打一打集中してできたので、悔いのないラウンドができたと思う」。フェアウェイキープは14ホール中11回でパーオンは12回。パット数は27回と、難セッティングのメジャー大会でショット、パットをともに高水準でまとめた。

ホールアウト時点で首位と2打差。「この位置にいると勝ちたいという気持ちもすごく芽生えてくる。悔いの残らないようなプレーができるように、見てもらっている方に楽しんでもらえるようなプレースタイルを心掛けてできたらいいな」。19年「AIG女子オープン」(全英)以来となるメジャー2勝目へ。笑顔で最終日へと向かっていく。