【日本ハム】水谷瞬プロ初本塁打「熱男」ポーズの熱い理由「川村さんへ届ける思いで」約束果たす

AI要約

日本ハム水谷瞬外野手がプロ初本塁打を放ち、ソフトバンク時代の先輩に敬意を表し「熱男」ポーズを披露した。

水谷は自主トレでお世話になった先輩や急逝したコンディショニング担当者への感謝の思いを胸に本塁打を打った。

川村隆史さんへの思いを込めて「あつお~」と叫ぶ水谷の姿が感動を呼んだ。

【日本ハム】水谷瞬プロ初本塁打「熱男」ポーズの熱い理由「川村さんへ届ける思いで」約束果たす

<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム9-2DeNA>◇2日◇エスコンフィールド

 日本ハム水谷瞬外野手(23)がプロ初本塁打を放った。4回1死二塁の第3打席、DeNA大貫の114キロカーブを左中間スタンドへ運んだ。一塁側ベンチへ戻ると「熱男(あつおー)」と右拳を突き上げた。ソフトバンク時代の先輩、松田宣浩氏(41)のパフォーマンスを決めた、熱い理由があった。

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 水谷が大事な人との約束をついに果たした。正真正銘のプロ初本塁打を放った直後に披露したのは「熱男」ポーズ。2年目から3年間、自主トレでお世話になった松田宣浩氏(41)への感謝の思いと、ソフトバンク時代の20年途中で急逝した当時3軍コンディショニング担当の川村隆史さんへ向けたものだった。

 水谷 僕が2年目の時に、川村さんが亡くなる1週間ぐらい前に、ふとした会話で。ウエートしている時に初ホームランを打ったら「あつお~」か、川村さんの「たかし~」か、ファームの2軍本拠地の「ちくご~」か、それやなっていう話をしていた。その1週間後に亡くなられて。1本目を打ったら、やろうとずっと決めていた。川村さんへ届ける思いでやりました。

 だから、お世話なった天国にいる川村さんにも届くように大きな声で「あつお~」と叫んだ。【日本ハム担当=木下大輔】