日本から堂免氏ら2人 ノーベル賞級論文の栄誉賞 情報会社

AI要約

国際的な情報会社クラリベイトは19日、ノーベル賞級の研究成果を挙げ、その論文が他の論文に数多く引用された22人を今年の「引用栄誉賞」に選出したと発表した。

日本からは、化学分野で堂免一成信州大特別特任教授と、生理学医学分野で米国立衛生研究所(NIH)の彦坂興秀博士が選ばれた。

堂免氏は、太陽光と水から直接水素をつくる光触媒微粒子を開発。水に微粒子を混ぜ、太陽光を当てるだけで水素を発生できるため、実用化できればクリーンで低コストな水素製造が可能になるという。

 国際的な情報会社クラリベイトは19日、ノーベル賞級の研究成果を挙げ、その論文が他の論文に数多く引用された22人を今年の「引用栄誉賞」に選出したと発表した。日本からは、化学分野で堂免一成信州大特別特任教授と、生理学医学分野で米国立衛生研究所(NIH)の彦坂興秀博士が選ばれた。

 堂免氏は、太陽光と水から直接水素をつくる光触媒微粒子を開発。水に微粒子を混ぜ、太陽光を当てるだけで水素を発生できるため、実用化できればクリーンで低コストな水素製造が可能になるという。

 彦坂氏は、運動制御や学習行動の中心となる大脳基底核の中で、特定の領域が複雑な手の動きと関連していることを解明するなどした。

 引用栄誉賞の受賞者は、その後ノーベル賞を受賞することが多く、日本では人工多能性幹細胞(iPS細胞)を生み出した山中伸弥京都大教授らの例がある。