# 研究成果

初の機能性表示「のどの乾燥感軽減」、ラクトフェリンで受理 森永乳業
2024.07.05

初の機能性表示「のどの乾燥感軽減」、ラクトフェリンで受理 森永乳業

 森永乳業が届出していた、ラクトフェリンを関与成分とした機能性表示食品が6月、消費者庁から受理された。機能性表示は「空気の乾燥に伴う一時的なのどの乾燥感を軽減する機能がある(抜粋)」としており、“のどの乾燥感軽減”は、機能性表示食品として初の表示内容となる。 研究は玉川大学と共同

133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生
2024.07.04

133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生

 早稲田大や名古屋大などの研究チームは4日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、地球から133億光年離れた銀河の中に恒星の集まり(星団)を五つ発見したと発表した。これまでに見つかった中で最も遠い。約138億年前に起きたビッグバンから4億6千万年後に当たり、宇宙初期に誕生したという。

【新発見】蚊に刺されない夏が来る!? 蚊の吸血を止めるメカニズム解明! 理研
2024.07.02

【新発見】蚊に刺されない夏が来る!? 蚊の吸血を止めるメカニズム解明! 理研

理化学研究所らの研究グループは、哺乳類の血液中に存在する「フィブリノペプチドA」が、ネッタイシマカの吸血の停止作用を発見しました。この内容について久高医師に伺いました。編集部:理化学研究所らの研究グループが発表した内容について教えてください。久高先生:

悠仁さま、国際会議デビューへ 4年に1度の「昆虫のオリンピック」で皇居でのトンボ研究の成果を発表
2024.06.29

悠仁さま、国際会議デビューへ 4年に1度の「昆虫のオリンピック」で皇居でのトンボ研究の成果を発表

“若き研究者”がついに国際会議デビューを果たす。8月25日から5日間、京都で開催される国際昆虫学会議に《Hisahito Akishinonomiya》と、悠仁さまの名がエントリーされているのだ。 今年で27回目を迎える国際昆虫学会議は、昆虫学の分野では世界最大規模の学会で「昆虫

能登地震で「再液状化」発生か 60年前とほぼ一致 新潟大
2024.06.26

能登地震で「再液状化」発生か 60年前とほぼ一致 新潟大

 能登半島地震による新潟市内での液状化被害について調査していた新潟大の卜部厚志教授(災害科学)らは26日、60年前の新潟地震で起きた液状化の分布とほぼ一致しており、「再液状化」が発生したとする調査結果を発表した。  記録が残っている中では最大規模の再液状化だといい、

安価なモニター複数で3D映像 NTTグループが研究成果披露
2024.06.24

安価なモニター複数で3D映像 NTTグループが研究成果披露

 NTTコミュニケーション科学基礎研究所(NTT CS研、以下CS研)は24日、大阪市都島区にあるNTT西日本で最新の研究成果を披露している。安価な汎用モニターを複数台並べ、一体感ある飛び出す3D映像を全体で作る技術などが注目されている。 同社のオープンハウスは昨年も開催されたが

心拍数を下げる脳の仕組みを動物実験で解明…東大の研究チームが発表
2024.06.21

心拍数を下げる脳の仕組みを動物実験で解明…東大の研究チームが発表

 意図的に心拍数を下げる脳の仕組みを動物実験で解明したと、東京大の研究チームが発表した。心拍数を少なく保つことで、不安の低下やスポーツの成績向上などにつながる可能性があり、新たな治療法や訓練方法の開発に役立つと期待されるという。成果は科学誌サイエンスに21日、掲載される。 心臓の

次世代スマートフォンの音声コマンド入力やHi-Fiオーディオなどを実現する回路技術がVLSIシンポジウムに登場
2024.06.20

次世代スマートフォンの音声コマンド入力やHi-Fiオーディオなどを実現する回路技術がVLSIシンポジウムに登場

 半導体デバイス・プロセス技術と半導体回路技術に関する最先端の研究開発成果を披露する国際学会「VLSIシンポジウム(2024 IEEE Symposium on VLSI Technology and Circuits)」が、2024年6月16日(現地時間)に始まった。開催地は米国ハワイ州ホノ

【図解】「ミューオン」再加速に成功=透過素粒子、構造物調査で活用―標準理論検証も・高エネ研など
2024.06.16

【図解】「ミューオン」再加速に成功=透過素粒子、構造物調査で活用―標準理論検証も・高エネ研など

 高エネルギー加速器研究機構と日本原子力研究開発機構などの研究グループはこのほど、両機構が共同運営するJ―PARCセンター(茨城県東海村)で、素粒子の一つ「ミューオン」を人工的に冷却し、再加速させることに世界で初めて成功した。

樹木が生息する土壌に特有の微生物が落葉を効率的に分解、東大など実証
2024.06.12

樹木が生息する土壌に特有の微生物が落葉を効率的に分解、東大など実証

 森林において樹木が生息する土壌に特有の微生物の集まり(微生物叢)が落葉を効率的に分解していることを東京大学などの研究グループが野外実験で実証した。森林生態系の物質循環を担う微生物叢の働きに差があることを示しており、今後の森林保全において場所ごとに特有の微生物叢を保つことが重要だとしている。<

千葉大「高校生理科研究発表会」研究募集8/27-9/2
2024.06.12

千葉大「高校生理科研究発表会」研究募集8/27-9/2

 千葉大学は2024年9月28日、第18回高校生理科研究発表会を対面によるポスター発表の形式で開催する。オンラインによる発表資料の公開も併用。自然科学系の研究を8月27日から9月2日まで募集する。なお400件に達した時点で受付を終了する。申込みは高校(申込責任者)を通して行うこと。

野生のゾウは「名前」で呼び合う? AIで鳴き声を解析
2024.06.11

野生のゾウは「名前」で呼び合う? AIで鳴き声を解析

 野生のアフリカゾウは、個別の名前のようなものを使って仲間と互いに呼び合っている可能性があるとの研究成果を、米コロラド州立大などの研究グループがまとめた。英科学誌ネイチャーの関連誌で10日、論文を発表した。 研究グループは1986~2022年、ケニアの国立公園でアフリカゾウのメス

糖尿病になりやすい「食習慣」が分かった! 京都府立医大が日本人13万人を10年間調査
2024.05.31

糖尿病になりやすい「食習慣」が分かった! 京都府立医大が日本人13万人を10年間調査

 日本人の10人に1人が患っているとされる糖尿病は、国民病ともいえる身近な病気だ。どんな人が発症リスクが高いのか。京都府立医科大の研究グループが約13万人を10年間にわたり追跡調査した研究成果を発表した。4つの「食行動」が、発症リスクを高めることが分かったという。 京都府立医科大

「仕方ないかな」髙橋尚成氏が今永昇太のメジャー初黒星を分析 自身にも相手にも要因が
2024.05.31

「仕方ないかな」髙橋尚成氏が今永昇太のメジャー初黒星を分析 自身にも相手にも要因が

◆米大リーグ ブルワーズ10―6カブス(29日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド) 9試合で合計7失点だった今永が、ワーストの8安打を浴びて5回途中降板で7失点。でも、仕方ないかなという印象だった。 前回登板が雨で流れたがスライドせず

NASA探査機ジュノーが撮影した木星の衛星エウロパ 画像から新たな事実も判明
2024.05.28

NASA探査機ジュノーが撮影した木星の衛星エウロパ 画像から新たな事実も判明

こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「Juno(ジュノー)」に搭載されている可視光カメラ「JunoCam」で撮影された木星の衛星エウロパです。無数の線条が表面を走る印象的な姿をしています。JunoCamの画像は一般の人々が利用できるように順次公開されていて、数多くの

水虫が足裏のがんに関与 治療で発生予防に効果か 慈恵医大
2024.05.24

水虫が足裏のがんに関与 治療で発生予防に効果か 慈恵医大

 東京慈恵会医科大の研究グループは24日までに、水虫と、皮膚がんの一種である足の裏の「メラノーマ」の発生に相関が認められたと発表した。これまで足裏のがん発生には物理的な刺激が関わっていると想定されていたが、感染症である水虫との関連が初めて示された。水虫の治療や予防により、これまで困難とされてき

コロナ後遺症…感染後の長引く症状すべてが後遺症とは限らない 岡山大が画期的な研究成果
2024.05.10

コロナ後遺症…感染後の長引く症状すべてが後遺症とは限らない 岡山大が画期的な研究成果

能登の地震、雪で活発化の可能性…地下の流体の増加が群発地震を誘発との研究発表
2024.05.09

能登の地震、雪で活発化の可能性…地下の流体の増加が群発地震を誘発との研究発表