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「夏至の月」と「赤色巨星」「夜行雲」が楽しめる6月の夜空
6月は北半球で夜が最も短くなる月であるにもかかわらず、星空観賞がしやすくなるタイミングでもある。大きな月がさそり座で最も明るい星に近づき、北東の夜空では夜光雲を見ることができる。
6月21日の夏至が過ぎると22日には今夏、最初の満月が昇り、26日にはケネディ宇宙センターから大きなロケットが打ち上げられる。2024年6月には、宇宙ファンと天文家たちにとって興奮する出来事が山ほどあるのだ。
夕暮れの西の空に華麗な細い三日月が見える夜は毎月4回あり、6月8日からの週末にかけてふたご座としし座の星々の近くで輝く三日月を予告しておこう。さらに、南東の空で大きくて明るい、そろそろ満月を迎える月の近くにアンタレスを見ることもできる。
![「夏至の月」と「赤色巨星」「夜行雲」が楽しめる6月の夜空](/img/article/20240607/6662cdbe2aacd.jpg)
6月は北半球で夜が最も短くなる月であるにもかかわらず、星空観賞がしやすくなるタイミングでもある。キャンプや休暇の旅行で、野外で過ごすことが多くなるこの時期、夜空への興味が増すのは当然のことだ。もし遅くまで起きていられれば、今月はその見返りも多い。大きな月がさそり座で最も明るい星に近づき、北東の夜空では夜光雲を見ることができる。
6月21日の夏至が過ぎると22日には今夏、最初の満月が昇り、26日にはケネディ宇宙センターから大きなロケットが打ち上げられる。2024年6月には、宇宙ファンと天文家たちにとって興奮する出来事が山ほどあるのだ。
■1. 美しい三日月
時期:6月8日(土曜日)の日没から6月11日(火曜日)まで
場所:西南西の地平線上
夕暮れの西の空に華麗な細い三日月が見える夜は毎月4回あるが、ほとんどの人が見逃してしまう。それはその存在知らなかったり、曇ってしまうこともあるからだ。というわけで、6月8日からの週末にかけてふたご座としし座の星々の近くで輝く三日月を予告しておこう。まず西を見る、もし双眼鏡があれば使おう。そこには壮観な三日月が見えるだけでなく、月の暗い側では「地球照」も微かに輝いている。
■2. 大きな星と大きな月
時期:6月20日(水曜日)の日没後
場所:南東
さそり座の最も明るい星であるアンタレスは夏の夜空のアンカーだ。太陽の12倍の質量をもつこの赤色巨星は、夜空で最も大きい星の1つに数えられる。この日の日没後に南南東の空で、大きくて明るい、もうすぐ満月を迎える月の近くでアンタレスを見ることができる。
■3. 夜光雲
時期:黄昏時
場所:北緯50~70度の地域
今月、北緯50~70度にいるのであれば「夜光雲」を見るチャンスがある。この特殊な雲は氷のちりから成り上空80km前後にできる。発生するのは主に6月と7月となるが、それは太陽が地平線から深く沈まないためだ。黄昏時に肉眼または双眼鏡で見るのが最も美しい。