長野計器に不正請求・元社員ら2人に執行猶予付きの有罪判決

AI要約

元社員と元役員が架空請求により有罪判決を受ける。

犯行内容や判決内容が詳細に述べられる。

2人は弁済を進め、執行猶予つきの判決を受けた。

長野計器に不正請求・元社員ら2人に執行猶予付きの有罪判決

架空請求によって長野計器に損害を与えたとして会社法違反の罪に問われた元社員の男など2人に、執行猶予のついた有罪判決が言い渡されました。

判決を受けたのは、長野計器の元社員・阿部博文(あべ・ひろふみ)被告・61歳と、取引先の元役員・小林吉登(こばやし・きちと)被告・64歳です。

起訴状などによりますと、2人は2019年から2021年にかけて、架空の会社が空調点検などの作業を受注したように装い、長野計器に代金を請求し、4601万円余りを支払わせたとして会社法違反の罪に問われました。

長野地裁上田支部で開かれた29日の判決公判で、川邊朝隆(かわべともたか)裁判官は「犯行は長期間にわたり繰り返し行われ悪質」などと指摘。

一方で、2人は既に弁済を進めているなどとし、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

弁護士によりますと、2人は控訴しない方針で、今後も弁済を続けていくとしています。