【速報】小林製薬「紅麹」めぐり大阪市が対策本部会議 厚生労働省は「プベルル酸で腎障害を確認」

AI要約

小林製薬の紅麹原料を含むサプリメントによる健康被害が相次ぎ、29日に対策本部会議が開かれた。

摂取者5人が死亡し、入院者281人、医療機関を受診した人は1607人に達した。

厚労省はプベルル酸による腎障害が確認され、紅麹原料に混入した有害成分が検出されたことが明らかになった。

 小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントを摂取した人に健康被害が相次いだ問題で、大阪市は29日午後0時半から第3回の対策本部会議を開催しました。

 小林製薬の紅麹を含むサプリをめぐっては、27日までに摂取した5人が死亡し、入院した人は281人、医療機関を受診した人は1607人にのぼっています

 厚生労働省や大阪市などは、健康被害の原因物質の特定を進めていましたが、厚労省は28日、「プベルル酸」をラットに投与した結果、腎障害を引き起こすことが確認されたと明らかにしました。また、小林製薬の大阪工場と和歌山工場で青カビが採取され、これらの青カビを培養したところプベルル酸が生成されたということです。

 さらに、プベルル酸以外にも紅麹原料の有用成分「モナコリンK」に 青カビが混入したことで作られたとみられる2つの化合物が検出されたことも明らかにしていました。