サプリ飲んで体調不良の消費者 3物質の情報発表、どう聞いたか

AI要約

小林製薬の機能性表示食品「コレステヘルプ」を飲んだ人に健康被害が相次いだ原因が、原料の培養段階で青カビが混入したことであることが厚生労働省から公表された。

被害を受けた人々は情報公表を待ち望んでおり、調査の進捗や影響について知りたいと述べている。

女性はコレステヘルプを摂取する前に持病のためにコレステロールを下げる薬を服用しており、代替としてコレステヘルプを選択した。

サプリ飲んで体調不良の消費者 3物質の情報発表、どう聞いたか

 小林製薬の機能性表示食品「コレステヘルプ」を飲んだ人に健康被害が相次いだ問題で、厚生労働省は28日、原料の培養段階で青カビが混入し、青カビが影響して発生させたとみる3種類の物質に関する情報を公表した。コレステヘルプを飲んで体調不良を起こした人たちはどう受け止めたか。

 東京都在住の女性(58)は、「調査は一生懸命されていたんだ」と実感したという。情報の発表を待つしかない身にとって、結果が出ないまま調査が立ち消えになってしまうことを心配していた。「物質名を聞いても分からないかもしれないが、原因が明らかになっていくことは安心につながる」と話した。今後も調査の進捗(しんちょく)を公表してもらい、体にどのような影響をもたらす可能性があるのかを知りたいという。

 女性は、持病のためコレステロールを下げる薬などを毎日飲んでいた。その代わりになるかと思い、昨秋、「悪玉コレステロールを下げる」と宣伝されていたコレステヘルプに手を伸ばした。