交流イベント「スナック赤坂」 赤坂出身24歳山内翠さんが定期開催

AI要約

山内翠さんが赤坂を拠点に月3回の交流イベント「スナック赤坂」を開催している。

山内さんは赤坂出身で、地域のまちづくりに対する思いから活動を始めた。

スナック赤坂は、参加者が交流し、赤坂の魅力を再発見する場を提供している。

交流イベント「スナック赤坂」 赤坂出身24歳山内翠さんが定期開催

 赤坂出身の山内翠さん(24)が現在、月3回の交流イベント「スナック赤坂」を東京農村ビル(港区赤坂3)のシェアキッチンスペースなどで開催している。(赤坂経済新聞)

 2000(平成12)年生まれ、赤坂8丁目出身の山内さん。中之町幼稚園卒園後は、両親の意向から小平市の小学校へ通った。大学在学中、卒業後の進路を考えたときに「まちづくりをしたい」と思うようになり、港区・芝地区や熱海市内でまちづくりをしている人と出会い、まちづくりについて学んだ。

 その後、地元・赤坂でも活動できないか考え始めた頃、昨年6月に開催されたはしご酒イベント「赤ベロ」の参加をきっかけに地元の魅力を再認識。山内さんは「常連客同士、飲食店と常連客のつながりの太さや温かさに感動を覚えた。都会にいるのに都会らしくない、地方の田舎にいるようなアットホームな感じに引き込まれた」と振り返る。

 赤坂では、街の盛り上げに一役買っているキーマンに次々と会いに行き始めた山内さん。自分が何をすべきかを見つけていく中で街の課題を感じるようにもなった。「町外から働きにやって来ている人と、まちづくりをしている人の接点が薄く、イベント告知が行き渡っていない印象を覚えた。街を盛り上げたいと思っている若手も少なく、赤坂好きな同年代も見付けたい」と話す。

 今年3月に始めたのが交流イベント「スナック赤坂」。かつて一ツ木通りでは、1と6がつく日に縁日が行われていたことにちなんで毎月6のつく日に開催し、毎回約20人が参加している。「イベント名は、酒を持ち仲良くなって未来を語ることがスナックのイメージに近いことから名付けた。世代や年齢、肩書を越えて語り合える場にしたい」と山内さんは話す。

 「活動を通じて、都会なのに田舎のような温かい雰囲気を持つ街の魅力をもっと多くの人に伝えたい。赤坂にいる人同士のつながりの太さを知り、赤坂を好きになり、街に関わって一緒に盛り上げたい。赤坂に働きにやってきている人も街とつながり、新しい文化を生み出して新しい赤坂を作り、東京全体に影響をもたらすことができる街にしたい」とも。

 次回は6月6日を予定。開催時間は19時~22時。開催場所は東京農村ビルのシェアキッチンスペース。参加費は1,000円で、定員は12人。