線状降水帯発生の恐れ 大雨災害に注意【高知】

AI要約

高知県で大気の状態が不安定であり、線状降水帯が発生する恐れがあるため大雨災害に注意が必要。

前線を伴った低気圧が西日本付近を通過し、県内は大気の不安定な状態が続く。

日中には線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性あり。

高知県では大気の状態が非常に不安定となっています。このあと線状降水帯が発生する恐れもあり大雨災害に注意が必要です。

前線を伴った低気圧が西日本付近を通過する見込みです。この影響で県内は大気の不安定な状態が続いています。

仁淀川町の鳥形山と南国市日章では3時間の降水量が5月の観測史上最大を記録しました。県内では日中、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。

28日に予想される1時間降水量はいずれも多いところで、中部と東部で70ミリ、西部で60ミリとなっています。気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意を呼びかけるとともに、4月の地震で揺れが大きかった宿毛市では少ない雨でも土砂災害が起こりやすくなっているとしています。

空の便にも影響が出ています。9時25分に高知に到着予定だった全日空の東京便が視界不良のため大阪・伊丹空港に引き返し、折り返しの10時5分 高知発・東京行きが欠航になりました。

そのほか全日空の高知・大阪便1往復、日本航空の高知・福岡便が1便、FDAの高知・名古屋1往復の欠航が決まっています。