陸奥湾ホタテ 過去最高値を大幅更新 品不足が要因も関係者からは想定外の声

AI要約

陸奥湾ホタテの主力半成貝の入札で過去最高値の288円が付き、想定外の高値に関係者が驚いています。

水揚げ量の減少による品不足から、今後も高値傾向が続く見込みで業者も無理をして高値で入札した可能性があるとのこと。

次回の入札も品薄による高値予想と、水揚げ量の少ない状況の継続が報告されている。

陸奥湾ホタテ 過去最高値を大幅更新 品不足が要因も関係者からは想定外の声

陸奥湾ホタテの主力半成貝の入札があり、1キロ当たりの落札価格は過去最も高い288円の値が付きました。関係者からは想定外との声も上がっています。

生後1年半程度の若いホタテ、半成貝の2024年度で4回目となる入札は青森市の水産ビルで行われました。

1キロ当たりの落札価格は高値が288円で、過去最高値を大幅に更新。前回の入札より53円上昇しました。上げ幅も過去最大となっています。

1キロ当たりの平均価格は279円でした。大幅な価格の上昇に加工業者からはこんな声も。

【加工業者】

「高いですね。ちょっと想定を大幅に超えていますね」

青森県漁連によりますと、4月1日から5月25日までの陸奥湾ホタテの水揚げ量は、前の年より9200トン以上少ない、6808トンにとどまり、前の年の同じ時期の42.3%となっています。

【青森県漁連 二木春美会長】

「この価格というのは品不足ということが第一の問題ですが、業者もある程度、物を仕入れないと人を雇っているし。無理をしても高値で入札したのではないかと思っております」

水揚げ量の少ない状況は今後も続く見込みで、次回の入札も品薄による高値傾向が続く見通しです。