鮮やかな緑色、大分県産ピーマンの旬入り宣言式

AI要約

夏秋期に生産量がピークとなる大分県産ピーマンの旬入り宣言式が開催された。生産者が緑色に育った産品をPRし、出荷量も増加していることが報告された。

県内各地から集まった1・4トンのピーマンは平均562円で落札され、昨年より価格が上昇している。今年は約380人が作付けし、順調に育っているという。

出荷量の計画は4800トンで、関西や九州、中国地方に供給される予定となっている。

鮮やかな緑色、大分県産ピーマンの旬入り宣言式

 夏秋期は西日本一の生産量になる大分県産ピーマンの旬入り宣言式が20日、大分市豊海の市公設地方卸売市場であった。生産者が鮮やかな緑色に育った産品をPRした。

 県農協、JA全農おおいた、県の主催。県農協の甲斐敏資(としもと)生産部会長(75)=大分市宮尾=が「生産者は一体となり、一生懸命おいしいものを届けるように頑張る。県民の皆さんにたくさん食べてもらいたい」とあいさつした。

 出荷は4月下旬から始まっており、この日は豊後大野市や臼杵市野津町から計約1・4トンが集まった。式典後の競りで仲買人たちが1キロ当たり平均562円で落札した。昨年の同時期は同425円だった。

 県農協によると、今年は約380人が60ヘクタールで作付けする。3月に雨が多かったものの、順調に育っているという。11月下旬まで、関西を中心に九州、中国地方へ4800トンの出荷を計画している。