別府市内各所で現代アートのプログラム開催 国内外美術家の展示や巡回型インスタレーション作品公開

AI要約

別府市で開催されている現代アートのプログラムについて。アートフェアや市民文化祭など様々なイベントが行われており、市内が芸術に包まれている。

アートフェアでは国内外の美術家による作品が展示・販売されており、多彩な芸術の魅力が楽しめる。また、パフォーマンスなどの体験も可能。

美術家の作品巡回や市民文化祭など、別府市がアートに満ちた空間となっている様子が描かれている。

別府市内各所で現代アートのプログラム開催 国内外美術家の展示や巡回型インスタレーション作品公開

 混浴温泉世界実行委員会(大分県別府市)が主催する現代アートのプログラムが、市内各所で開かれている。21日は多様な芸術の魅力を発信する「アートフェア」が始まり24日まである。恒例の市民文化祭も開かれ、秋の泉都が芸術に包まれる。

 「アートフェア」は別府国際観光港旧フェリーさんふらわあ乗り場をメイン会場に3カ所で開催。同市に移住、滞在する美術家が増える中、発掘や支援を目的に、昨年に続きプレ事業として実施。国内外の気鋭の美術家64組による計千点以上を展示、販売している。

 会場には絵画や彫刻、工芸などの作品がずらり。パフォーマンスなど体験を楽しむ作品もあった。浮世絵をイメージした大作を出品した日本画家の大平由香理さん(36)=岐阜県=は「都会の商業的なフェアとは違い、別府らしい温かさがある」と話した。

 20日は美術家の中崎透さん(47)=水戸市=の巡回型インスタレーション作品を公開した。4年間で計8作品を市内に設置する「オルタナティブ・ステート」第5弾。別府に生きる人々のエピソード、関連する看板作品などを市内約30カ所に点在させた。

 中崎さんは「多くの人と関わりながら作品を作れたことがうれしく、誇らしい気持ちにもなった。町と一緒に楽しめる作品になったと思う」と話した。

 市民がさまざまなアート企画を提供する市民文化祭「ベップ・アート・マンス」も21日に始まった。11月10日まで各所で開かれる。