福井県ブランド米「いちほまれ」新米の販売開始、値段は… コメ不足影響で値上げも

AI要約

福井県ブランド米「いちほまれ」の新米販売が始まり、県内の店舗で賑わいを見せている。

いちほまれは品質が高く、生産量も増加しており県内外で人気がある。

新米の価格は前年比で値上げされており、試食では好評を得ている。

福井県ブランド米「いちほまれ」新米の販売開始、値段は… コメ不足影響で値上げも

 福井県ブランド米「いちほまれ」の新米販売が9月21日、県内の食品スーパーや量販店など約200店舗で一斉に始まった。福井市の農畜産物販売拠点「トレタス」では、新米おにぎりの振る舞いもあり、買い物客でにぎわった。

 いちほまれは本格販売7年目。県によると、生産者からのJAの買い取り価格(60キロ)は今年、コメ不足の影響で前年比4600円増の1万8600円。作付面積は300ヘクタール増の1900ヘクタールで、生産量は2千トン増の1万トンとなる見込み。品質は上々で、県内外の約2800店で扱われるという。

 トレタスでは2キロ1815円、5キロ3975円、10キロ7323円で販売。JAグループの昨年の販売価格より1・6倍ほど値上げしている。試食では、子どもらが「おいしい」「甘い」と味わっていた。

 昨年より値上げしていることもあって「たくさんは買えない」との声が聞かれる一方、10キロを2袋買った福井市の男性(62)は「高いと思うが、思っていたほどではなかった。炊きたてを食べるのが楽しみ」と話していた。