山口・小郡に「やまぐちシードル」販売所 5周年の節目に移転オープン

AI要約

山口市小郡山手上町にある「やまぐちシードル」の販売所が、9月1日に移転オープンした。原田尚美社長がシードル作りに取り組んだ後、2019年に創業したこの企業は、販売所を拡大して新たなスタートを切った。

販売される商品には、甘口や辛口のシードルなどが含まれ、徳佐りんごジュースも用意されている。今後は新たな商品開発やカフェのオープンも予定されている。

営業時間は11時から16時で、月曜日から水曜日が定休日となっている。

山口・小郡に「やまぐちシードル」販売所 5周年の節目に移転オープン

 山口でスパークリングワインの企画販売を行う「やまぐちシードル」(山口市小郡山手上町)の販売所が、9月1日に移転オープンした。(山口宇部経済新聞)

 同社の原田尚美社長は、山口市の地域おこし協力隊としてシードル(スパークリングワイン)作りに取り組んだ後、2019年に創業した。原田社長は「これまでの販売所が手狭になってきた。事業の拡大や、お客さんとゆっくり話せるスペースを作りたいという思いもあり、1年程前から具体的に考えるようになった。当社が5周年を迎える日に移転オープンすると決めて準備してきた」と話す。

 販売する商品は、完熟リンゴを使用した甘口の「YAMA CIDRE(ヤマシードル)」(375ミリリットル、2,400円)、完熟のリンゴを使用した辛口の「UMI CIDRE(ウミシードル)」(同、2,200円)、若摘みのリンゴを使用した「KAZE CIDRE SWEET(カゼシードル スイート)」(同、2,400円)、「KAZE CIDRE DRY(カゼシードル ドライ)」(同、2,200円)。「徳佐りんごジュース」(1000ミリリットル、1,080円)も用意する。

 原田社長は「オープン時にはたくさんのお祝いが届き、創業から5年間で多くの人に出会ってきたことを実感した。今は物理的な場所が完成して新たなスタート地点に立っただけ。ここに来たお客さんが新しい商品や人と出会える場所になるように、この場所を育てていきたい」と話す。

 「今後は、徳佐りんごを使ったブレンド茶やシロップなどシードル以外の商品開発を行い、カフェもオープンする。お酒が飲めない人や家族連れでも楽しめる場所にしていきたい。やまぐちシードルを通じて山口や阿東の魅力を伝えられる場所になれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~16時。月曜・火曜・水曜定休。