住人男性や家族に恨みか…放火容疑で逮捕の27歳消防士を送検 女性にストーカー行為をしたとして既に起訴
高岡市の消防士が富山市の男性の住宅に放火した疑いで逮捕され、富山地方検察庁に送られた。
逮捕後、容疑者は黙秘し、過去にも他の犯罪で逮捕されていたことが判明した。
警察は動機や余罪を調査中であり、消防本部は厳正に対処する方針だ。
富山市の男性の住宅に放火した疑いで逮捕された高岡市の消防士の男の身柄が、20日富山地方検察庁に送られました。
今回の逮捕後、男は調べに対し黙秘をするようになったということです。
*リポート
「容疑者の身柄がこれから富山地方検察庁へ送られます」
現住建造物等放火の疑いで逮捕・送検されたのは、高岡市戸出吉住の消防士、林陽太容疑者(27)です。
警察によりますと、林容疑者はおととし8月、富山市の当時10代の男性の住宅に放火し、天井や壁などを焼失させた疑いがもたれています。
林容疑者はことし6月、知人女性にストーカー行為をしたとして逮捕・起訴され、先月には県東部に住む知人男性の家で玄関からガソリンを流し入れ殺害しようとした疑いで再逮捕されていました。
林容疑者は今回の容疑について黙秘。
さらに、これまで否認していた容疑についても現在は黙秘しているということです。
警察は、林容疑者が男性や家族に恨みを持ち、単独で犯行に及んだものとみて動機や余罪を調べています。
高岡市消防本部は、「市民の安全・安心を守るべき消防職員としてあるまじき行為であり、今後事実を確認して厳正に対処する」とコメントしています。