風営法違反・恐喝未遂の裁判 元消防士に懲役2年求刑

AI要約

富山市の元消防士が風営法違反や恐喝未遂の罪で裁判にかけられ、検察は懲役2年を求刑した。

被告は18歳未満の女性を含む従業員に客の接待をさせ、現金を脅し取ろうとした疑いがかけられている。

裁判では被告が起訴内容を認め、検察と弁護側は異なる刑の求刑を主張している。

風営法違反・恐喝未遂の裁判 元消防士に懲役2年求刑

風営法違反や恐喝未遂などの罪に問われている富山市の元消防士の裁判が、19日に富山地方裁判所で開かれました。被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年を求刑しました。

起訴状などによりますと、元 富山市消防局消防士の杉谷竜生被告(21)は、去年8月から今年5月まで、富山市総曲輪のガールズバー「NEO」で、風俗営業の許可を受けずに、18歳未満の女性を含む従業員に客の接待をさせたとされています。

また今年1月には、知人の男性に「俺から逃げられると思うな」「100万円やな」「殺すぞ」などと話し、現金を脅し取ろうとしたとされています。

富山地裁で開かれた裁判で、杉谷被告は起訴内容を認めました。

検察側は、被告がおよそ9か月にわたってガールズバーを経営していたことに触れ「主体的かつ計画的に犯行に及んでいる」として、懲役2年と罰金50万円、そしてガールズバーの経営で得た収益の没収を求めました。

一方、弁護側は「富山市消防局を懲戒免職となるなど社会的制裁を受けている」として、執行猶予付きの判決を求めました。

判決は9月27日に言い渡されます。