学生が聞く「中高生の悩み」 21日に長野県松本市でポラリススクール

AI要約

松本大学(長野県松本市新村)などの学生たちが将来の不安や悩みを聞く場を提供する「ポラリススクール」を開催

新しい価値観や選択肢に触れる場を提供し、継続的な開催を模索

中高生の部屋の松本バージョンとして、市中央公民館と協力して開催される

学生が聞く「中高生の悩み」 21日に長野県松本市でポラリススクール

 松本大学(長野県松本市新村)などの学生たちが21日午後1~3時、松本市中央1のMウイングで、中高生の将来への不安や悩みを聞く場「ポラリススクール」を開く。自分たちが悩んだ時に年長者に助けられた経験を基に、後輩たちが新しい価値観や選択肢に巡り会う場にしてほしいと企画、継続的な開催を模索している。

 中心になって準備を進めているのは松本大総合経営学科1年生の丸山海斗さん(20)ら3人。飛び入り、途中参加、退出が可能で「気楽に参加して」とする。3人が自らの挫折やそれを乗り越えてきた経験を基に、ざっくばらんに相談に応じる。

 塩尻市北部交流センター・えんてらすで先月、20代を中心とした大学生や社会人の市民有志が開いた語り合いの場「中高生の部屋」の松本バージョンとも言える取り組みだ。松本バージョンは、英語で「北極星」を意味するポラリスにちなみ、「ポラリススクール」と命名した。遠くに輝く星を自分自身の夢や人生の道しるべにしてほしいとの願いを込めている。

 丸山さんは「将来どうありたいのか悩んでいる時に、周囲の人と話すことで『人をサポートしたい』という自分の夢に気付くことができた。自分自身のポラリスを探して」と話している。

 市中央公民館の共催で、市地域づくり課が協力する。