20日は40℃に迫る危険な暑さに 真夏と同じ熱中症対策を 気象予報士が解説 山梨 【天気】

AI要約

山梨県で猛暑日の予想で記録的な暑さとなることが警告されている。

熱帯低気圧からの暖かく湿った空気が西風に乗って山梨に吹き降りるため、高温が予想されている。

熱中症対策としてエアコンを使用し、涼しい室内で過ごすことが推奨されている。

20日は40℃に迫る危険な暑さに 真夏と同じ熱中症対策を 気象予報士が解説 山梨 【天気】

米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちら。

40℃に迫る危険な暑さです。

きょうは早速その気温から見ていきます。

甲府と勝沼はきょうと比べて3℃から4℃高い38℃、そして大月は7℃も高い39℃予想です。

もう9月ですよ。真夏だったらわかるんですが。

これは記録的な暑さということでここまで上がると観測史上1位のところがほとんどです。

甲府の38℃というのは、過去に一度経験したことがあってタイとなるんですが、これは1992年9月3日ですから、9月の中旬としてはやはり異例の暑さとなります。

これはなぜかということですが、説明していきます。まずあすは高気圧に覆われて

晴れます。

いくつか要因がありまして、この台風14号があすには熱帯低気圧へと変わります。熱帯低気圧へと変わっても、風が弱まるだけで台風本来の暖かく湿った空気を持っています。

これが、あす上空西寄りの乾いた風に乗っかって山梨に吹き降りてくるんです。

山梨は山に囲まれている地形的な要因があります。

ですから西から風が吹いてくれば、その西風が吹き降りる熱風の対象となるのは甲府や勝沼周辺です。

これが南西方向から吹き降りてくれば、今度は丹沢方面の山を越えて吹き降りる東部・大月の気温が高い予想となっているんです。

特に気をつけたい時間帯を見ていきます。

まずあすの朝9時から30℃以上となる見込みです。そして、早いところでは大月でお昼前から35℃以上となる見通しです。

正午から5時間ほど甲府や勝沼は35℃を超えてくる見込みとなっていまして、正直、この気温でも収まってくれればいいかなと思っています。つまり、これ以上に気温が上がってもおかしくないんです。

ですから、真夏と同じ熱中症対策を。エアコンを迷わず点けて、なるべく涼しい室内で過ごすようにしてください。