ペンギン4羽が仲間入り エビとカニの水族館、和歌山県すさみ町

AI要約

新たに仲間入りしたケープペンギン4羽が、すさみ町江住の町立水族館でお披露目された。

ペンギンはアドベンチャーワールドから譲渡され、屋外展示場で暮らすことになった。

ペンギンのアニマルウェルフェア向上と地元の期待について、関係者のコメントがあった。

ペンギン4羽が仲間入り エビとカニの水族館、和歌山県すさみ町

 和歌山県すさみ町江住の町立エビとカニの水族館で17日、新たに仲間入りしたケープペンギン4羽が、このほど完成した屋外展示場でお披露目された。これで水族館で暮らすペンギンは計8羽になった。

 ペンギンは、紀南地域の活性化を目指す取り組みの一環で白浜町のアドベンチャーワールドが譲渡した。雄と雌各2羽で、年齢は5~8歳。いずれもアドベンチャーワールドで生まれ育った。

 屋外展示場は、10平方メートルのコンクリート造り。既存の海水プール(20平方メートル)と連結しており、ペンギンが自由に行き来し、日光浴をする姿が楽しめる。事業費はプール改修費を含め約700万円。

 ペンギンの平均寿命は20~30歳。水族館でこれまで飼育していたペンギンは雄3羽、雌1羽で、年齢は25~32歳。若いペンギンが仲間入りしたことで、高齢ペンギンの行動量の増加や心身の健康改善などのアニマルウェルフェア(動物福祉)が期待されるという。

 お披露目式で地元園児と一緒にテープカットをした岩田勉町長は「かわいいペンギンを見に多くの人が訪れてくれることを願う」、アドベンチャーワールドの今津孝二園長は「これからも水族館と連携していきたい」とあいさつした。