【国内初】陸自と仏陸軍が共同訓練 「ブリュネ・タカモリ」 ゲリラ部隊の制圧を想定
陸上自衛隊とフランス陸軍の共同訓練が岩手県で行われました。
訓練ではゲリラ部隊制圧の技術をフランス陸軍から学びました。
訓練を通じて、連携強化を目指す陸上自衛隊の姿勢がうかがえます。
ゲリラ部隊の制圧を想定した訓練です。
岩手県滝沢市で19日、国内で初となる陸上自衛隊とフランス陸軍の共同訓練が行われました。
原周太 記者
「フランス陸軍と陸上自衛隊の共同訓練が行われています」
(16式機動戦闘車)
日本で初となる陸上自衛隊とフランス陸軍の共同訓練は幕末に日本を訪れたフランス陸軍のジュール・ブリュネと日本の初代陸軍大将の西郷隆盛から名前をとり、「ブリュネ・タカモリ」と呼ばれています。
(フランス陸軍)
訓練にはおよそ600人が参加し、イラクやレバノンなどでゲリラ部隊制圧の実績を持つフランス陸軍から知識や技術を教えてもらう目的で行われました。
訓練は山間部に潜むゲリラ部隊を想定して、ヘリコプターでの偵察とりゅう弾砲や16式機動戦闘車による砲撃、日仏の小隊による制圧が行われました。
こちらの狙撃手はおよそ550メートル離れた目標を一発で命中させ、日々の訓練の実力を発揮していました。
第39普通科連隊第3小隊 三宅拓真 2等陸尉
「より実践、ゲリラを経験しているフランス軍の経験をかなり得たのでこれを今後、連隊に持ち帰って、これを反映させた訓練を実施して連隊としてさらに精強になっていくように努めていきたい」
今後も陸上自衛隊とフランス陸軍の連携を強化していく方針です。