インド出張の浜松土産にいかが 春華堂、カレー&マサラチャイ風味のパイ開発 商品化へ準備着々

AI要約

菓子メーカーの春華堂がインド向けのカレーとマサラチャイ風味のパイを開発し、試作品を販売する準備を進めている。

主力商品の「うなぎパイ」をベースにしてスパイスを意識した新商品を作り上げ、インドの菜食主義者向けに提案している。

インドと浜松市の往来増加に伴い、土産物の需要が見込まれており、春華堂は新たな市場開拓に取り組んでいる。

インド出張の浜松土産にいかが 春華堂、カレー&マサラチャイ風味のパイ開発 商品化へ準備着々

 菓子メーカーの春華堂(浜松市中央区)はこのほど、インドへの土産物を想定したカレーとマサラチャイ風味のパイを開発した。

 ウナギのエキスを加えて焼き上げる主力商品「うなぎパイ」は、宗教的な理由から菜食主義者が多いインドで敬遠されていることから開発に取り組んだ。ブランド戦略室の池谷千咲課長補佐によると、同社の菓子「こねり」をベースにして「6~7種のスパイスが口の中で広がることを意識した」という。

 同市中央区の新川モールで14、15の両日、初開催した「インドはままつフェスティバル」で1箱10本入り税込み500円の試作品を販売するなどして、商品化に向けた準備を進めている。

 人口の増加とともに経済成長が見込まれるインドは、同市に本社を置くスズキが主力市場として進出しているほか、ヤマハなども販売政略を強化している。静岡とインドの往来増加とともに、土産の需要増が見込まれている。