横浜「産後ケア事業」で女児死亡 両親「謝罪する場を設けて」

AI要約

生後2カ月の女の子が産後ケア事業で死亡した事故について、両親が市に謝罪を求める声が上がっている。

市は安全管理のマニュアルが不備であったことを認め、事業の安全対策を強化しているが、原因や検証に関しては差し控えている。

両親は市に謝罪の場を設け、事故の原因を検証し改善点を明らかにすることを求めている。

横浜「産後ケア事業」で女児死亡 両親「謝罪する場を設けて」

出産後の女性をサポートする横浜市の「産後ケア事業」で、生後2カ月の女の子が死亡した事故をめぐり、両親は市に対し、「謝罪する場を設けてほしい」などと改めて訴えました。

おととし、横浜市の委託を受けて「産後ケア事業」を行っていた助産院で、生後2カ月の茉央ちゃんが窒息して死亡しました。 両親は「安全管理の義務を怠った」などとして、市などに裁判で損害賠償を求めています。 17日市議会の常任委員会で、市は当時、事業の具体的な安全管理などを定めたマニュアルを作成していなかったことが明らかになりました。 また、市は、事業に関する安全対策の手引きをつくり、9月から運用を開始しています。 一方、委員からの死亡に至った原因やその検証の有無などの問いに対し、市は、「係争中のため差し控える」としました。 委員会の終了後、取材に応じた両親は、謝罪を求めています。 茉央ちゃんの両親は「係争中ということもあるが、謝罪する場を設けてほしいというのが市に対する思い。検証委員会を開いて第三者を交えて本当に何が起こっていたんだろうか、どうやったら防げたのかを検証して改善点をまとめるのが常識的に当たり前」などと話しました。