敬老の日 14年ぶりに飯舘村で村民スポーツ大会(福島)

AI要約

飯舘村のスポーツ大会が14年ぶりに復活し、高齢者が交流を楽しんでいます。

最高齢の参加者は90歳の杉浦オナスさんで、パークゴルフで元気に活動しています。

県内の高齢者数も増加しており、村は健康寿命を延ばすためにスポーツ行事を継続する意向です。

敬老の日 14年ぶりに飯舘村で村民スポーツ大会(福島)

14年ぶりに復活した飯舘村のスポーツ大会で高齢者が交流を楽しみました。

最高齢、御年90歳の参加者の元気の秘訣は?

飯舘村のパークゴルフ場で開かれたスポーツ大会には、およそ120人の村民が参加しました。

最高齢の参加者は、7月に90歳の誕生日を迎えた、杉浦オナスさん。

原発事故による避難生活の中でパークゴルフに出会い、村に帰ってからも週1回ほどのペースでラウンドを楽しんでいます。

この大会は原発事故前まで村民が世代を超えて交流する場として親しまれていましたが、全村避難で中断され、今回が14年ぶりの復活。

杉浦さんはスポーツで体を動かすだけでなく、居合わせた人たちと会話を楽しむことも元気の秘訣だと話していました。

福島県によりますと、8月1日現在、県内の65歳以上の高齢者は過去最多の57万8千180人で、「高齢化率」も33・8%と過去最高を更新。

避難指示が出された一部の自治体では正確なデータは公表されていないものの、飯舘村でも帰還した住民は高齢者が多いのが現状です。

村は「村民の健康寿命を延ばすため、今後もスポーツ行事などを開催したい」としています。