ピーチ機・工事中の誘導路誤進入「イレギュラー運航」に認定 パイロットなどへの聞き取りを指示 国交省

AI要約

新千歳空港で起きたピーチアビエーション機の工事中誘導路誤進入事故についての国土交通省のイレギュラー運航認定に関する発表。

機体の誤進入による滑走路閉鎖と遅延、欠航、乗客乗員の無事故の状況。

機体の損傷はないが、タイヤ交換作業が行われる予定で、原因究明のためのパイロット聞き取りと報告の提出指示。

ピーチ機・工事中の誘導路誤進入「イレギュラー運航」に認定 パイロットなどへの聞き取りを指示 国交省

今月10日北海道の新千歳空港でピーチアビエーションの機体が工事中の誘導路に誤って進入した問題で、国土交通省は、13日「イレギュラー運航」に認定したと発表しました。

北海道エアポートなどによりますと、10日午後3時過ぎ中部国際空港発新千歳空港行のピーチ・アビエーション465便(エアバスA320型機)が新千歳空港に着陸後、滑走路から駐機場に移動する際、工事のため閉鎖していた誘導路に誤って進入しました。乗客167人、乗員6人にけがはありませんでした。

このトラブルで機体は誘導路上で停止し2本ある滑走路のうち1本が約2時間にわたり閉鎖され遅れや欠航がでました。

国土交通省によりますと誘導路上にあった進入禁止を示す「灯火」に機体の一部が接触していたことが分かり、点検の結果、機体に損傷はないものの今後タイヤの交換作業を行うということです。

現時点で新千歳空港の管制側から指示を間違えたなどの情報はなく、国交省はピーチ社に対しパイロットなどへの聞き取りを指示し、報告の提出を待ち誤進入の原因を明らかにしたいということです。