スマホ転売で約1億円利益か…他人の決済アプリ悪用

AI要約

福岡県警が20代と50代の親子ら男5人を逮捕。電子決済アプリのアカウントを不正利用し、1億円の利益を得た疑い。

逮捕された5人は、大学生からアカウント情報を入手し、13台のスマートフォンを購入し代金支払いを免れていた。

被害相談により事件が発覚。警察はさらなる関与者の捜査も進める方針。

スマホ転売で約1億円利益か…他人の決済アプリ悪用

他人の電子決済アプリのアカウントを不正に使い、購入したスマートフォンの支払いを免れた疑いなどで、福岡県警などは20代と50代の親子ら男あわせて5人を逮捕しました。

男らは、購入したスマートフォンを転売して、総額1億円にものぼる利益を不法に得ていたとみられています。

電子計算機使用詐欺などの疑いで逮捕されたのは、福岡市博多区の会社役員、森本凱大容疑者(24)、兄の森本大稀容疑者(27)、父親の森本正喜容疑者(51)、会社員の平田怜容疑者(25)、無職の金子蘭斗容疑者(24)です。

警察によりますと、森本容疑者ら5人は共謀し、福岡県内に住む20代の大学生7人から、別の共謀者を介して1万円から2万円の金額と引き換えに電子決済アプリのアカウント情報を入手し、スマートフォンあわせて13台を購入しておよそ200万円分の代金の支払いを免れた疑いなどがもたれています。

スマートフォンの購入代金は、アカウントの持ち主である大学生らに請求されていたということで、警察への被害相談などで事件が明らかになりました。

警察は、5人の認否を明らかにしていません。

森本容疑者らは、同じような手口で購入したスマートフォンの転売を繰り返し、総額でおよそ1億円にのぼる利益を得ていたとみられています。

警察は、森本容疑者らのほかにも関与した人物がいるとみて、さらに捜査を進める方針です。